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vol81 ハピネスカーブ(人生のU字曲線)
こんにちは、sanaです。
本日は、ハピネスカーブについてのご紹介です。
◯ハピネスカーブとは
みなさん、ハピネスカーブというのは聞いたことがあるでしょうか?
おそらく造語なので、知らない方が多いと思いますが、
ジョナサン・ラウシュという研究者が人生と幸福感について、各国などのデータを集めて統計で出したデータをもとにした図のことになります。
結論からいうと、大体幸福感というのは、
20代から低下していき、40代で底に沈んだあとに、50代以降は上昇していくという傾向
があるようです。
これを上記の書では、「ハピネスカーブ」と表現しており、
グラフでは、50代をそこにU字曲線を描いた図になります。
各国や時代によって、差はあれども大体似たような結果になるということで、面白いなと思ったので今回ご紹介です。
◯印象的な4枚の絵
この本の中で、4枚の印象的な絵が出てきます。実際の洋画で、見ていただくと分かりやすいと思います。
●「人生の航路」トマス・コール
人の一生を表した絵です。
全ての絵で、一人の男の人が船に乗っている構図となっています。
それぞれ以下のような特徴があります。
幼年期・・・希望と喜び、天使が寄り添うように赤子の側にいる
青年期・・・明るく快活な青年の絵、青年のむこうには蜃気楼のような城、天使はそっと見えないところで見守る様子
壮年期・・・色調は暗く雲も地平線も暗い、舵が壊れた船を嵐の中進む、天使ははるか後方の雲の隙間から見守るのみ
老年期・・・空は暗いが嵐は過ぎ去った後、天上から光、天使が手招きする様子
まさに、ハピネスカーブを描いたような一連の絵になっています。
それぞれの絵に船の上には砂時計がありますが、最後の1枚にはもうそれがいつの間にかなくなっており、色んなことを気付かされる大作です。
◯若い時ほど、ギャップが大きい
上記の本では、ハピネスカーブを根拠付けるデータとして、
若い時ほど5年後の幸福感を高く期待する傾向にあるという分析があります。
実際に5年後の幸福感とも比較しているのですが、
そこには大きな乖離があり、
5年前に思ってた状況にはなっていないことが推測できます。
トーマス・コールの2枚目の絵とも通じる現象ですね。。
若い時は理想を追いかけるけれど、なかなかそれが実現しないもどかしさなどがあると思います。
◯これからの人生に楽しみが持てる
もちろん、上記のハピネスカーブが誰しも普遍的に当てはまることはないのですが、そうした傾向があると思うだけでもなんだかホッとするような、
安心感を覚えました。
これから年をとればとるほど、
どんどん幸せになっていく♬
と想像するだけでも未来に対して期待が持てそうな気がします。
40代から50代にかけては、
私も含めて皆さん色んな苦労があるのだと思います。
子どもの学校・就職、親の介護、仕事での責任など、いろんなプレッシャーがかかる時期なのでしょう。
それでも、辛いことがあっても、
「明けない夜はない!」「未来はもっと良くなる!!」
と信じて、日々目の前の事をこなしていけば、
トンネルも抜けられますし、その後には充実した50代以降が待っていると思いました。
そうなれるように、今から色んなことを種まきしていきたいですね。
以上、本日は、ハピネスカープについて
まとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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