社会に出てからの息子の苦悩　1

我が家には二人の息子がいます。
年子なのでほとんど同じように育ててきました。
私は四人兄弟の長女で
「お姉ちゃんだから。」という理由でいろいろ思うことがあり
自分の子どもにはそういう考えをしないで育てたいと思っていました。

なので男の子はのびのびと
勉強に対しては何も言わず
友達と楽しく様々な事を学んでいけば良いと考えていました。

長男は高校卒業後　私立の大学へ行きたいと言い
本人もバイトするということで
奨学金を借りながら
私も昼夜と仕事をして学費を払っていました。

そして次の年　次男は高校を卒業後
本人の希望で就職することを決めました。
ここまで何も大きな問題は起こりませんでした。
ところが
無事高校を卒業して社会人になってから様々な問題が起きました。

高校三年　就職が内定してからそれは始まっていたのでした。

・内定して卒業式までの間に何度か学校を休んでいた。
（いつもの通り制服を着て家を出ていくので休んでるのは知らなかった）
学校からの担任の電話で初めて知る

「もう就職決まったから。」
「えっ？」
後から理由を聞いたら
自分だけ最初に就職が決まったら
みんなにいろいろ言われたらしいです。
その言葉をまに受けてなんとなく
学校に行きにくくなったらしいです。
就職が決まっても内定しただけでちゃんと卒業まで行かないとダメな事を話しました。
何とか無事卒業し
入社するまでの間に自動車学校へ通い免許をとる。
その予定でした。

友達もいるし自分で予約入れながら通うだろうと思っていたけれど
どうも行ってる感じがあんまり無さそう。
年齢を考えれば自分でやるだろうと私は声をかけていましたが
驚いたことにほとんど行っていませんでした。

免許を取得しないまま社会人スタート！
免許が取れるまで交通手段が難しいので私が送迎することになりました。

喜んで入社するも研修についていけず自信をなくし数週間で退職。
言われたことが出来なくて毎日ひとりだけ残されてさせられてたらしい。

これだけ出来ないとなると
もしかして合わないのかと私も退職に同意。私は次に進もうと前向きだが
本人は言われたことが出来ず叱られ続けたことで傷ついてるようでした。
ならまずは自動車学校へきちんと行って免許をとることに集中しようとなりました。

あんなに喜んで入社式に出席し
笑顔で仕事着を友達に披露していた姿を思い出すと
私もなんとも言えない気持ちになり息子の気持ちを思うと切なくなりました。

そこから息子と私の長い迷路の苦難の日々が始まりました。

ここまで読んで頂きありがとうございました。