休日が終わる日の夕方がたまらなく怖い
休日の最終日。世間の多くの人にとっては日曜日にあたるだろうか。
仕事をする平日、私は週末に思いを馳せるのが習慣だった。
今週末は何をしよう。時間が取れないとできないことをしたいな。
目覚ましをかけないで起きよう。平日に行けないような場所に遊びにいくのもいいな。noteに文章を書くのもいいかも知れない。
平日は疲れてする気にならないことたちを供養するのだ。
楽しみにしていた休日になる。結局細かい予定は立てられなかった。とりあえず目が覚めた時間に起きる。ああ、これは計画してたことだったな。
私は一人暮らしをしている。
人と予定を入れない限り、この1日を自分のためだけに、好きに過ごせるのだ。だから自分のために好きに過ごさなきゃいけないのだ、なんて自分に言ってみる。
少し部屋を掃除してみる。ベッドでぼーっとする。
ご飯を食べる。YouTubeを眺め、Podcastを聞く。
特に予定してたわけでもないことをする。
胸がざわざわする
部屋がだんだん暗くなる。
よその家のごはんの匂いが漂ってくる。
そうか、いつの間にか灯りが必要な時間になったのか。
半日後の私は家を出て職場に向かってる。
実際には睡眠時間も含まれてるから、感覚としてはもっとすぐだろう。
休日が頭の中で蛍の光を流し始めた。休日はもうおわりのようだ。
もうすぐ仕事と向き合う日々に戻るのだ。
嫌だ、と先週の私が言った。
あんなに楽しみにしていた休日をお前は本当に満喫したのか?このまま仕事に戻っていいのか、と。
過ぎた時間は戻らないと、すっかり暗くなった部屋の壁が説教を垂れる。
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