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形骸化した親戚の集い
あけましておめでとうございます。
皆さんは元旦をどのように過ごされているのでしょうか?
私は生まれた時から、元旦は母の兄の家にお邪魔し、母方の親族と過ごしています。
以前はそこに母の両親がいたので、祖父母に会いに行くという名目でしたが、10年ほど前に二人とも他界してからは、親族一同集まりの儀だけ残っています。
こういう家庭も結構多いのではないでしょうか。
タイミングを逃すと、こうも続いてしまうものかと。上の世代の方々はそれでも何の疑問ももたず恒例行事として楽しみに待っています。誰かが言い出さないと、また誰かが削れるまで続きそうです。
母も今年で70を迎え、その兄弟は72、74となってきています。外見はそこまで変わっていないものの、着実に中身は年齢を感じるようになってきました。
生まれた時から私のことを知っているからこそではありますが、
「心配なのよ~」
「年上としてアドバイスしても良いじゃない」
という理由でずかずかと土足で踏み込んできます。
「子供はつくらないのか」
「せっかく安定した仕事だったのに辞めて勿体ないよ」
「この先の人生プランはあるの」
「お酒が飲めないなんて、変わった旦那さんを捕まえたね」
そんなことを言われる元旦でした。
叔父さんに色々質問されるたびに母親が
「言ってくれて助かる~」
「嫌な顔するから聞けないのよ」
とナイス叔父さん!と合いの手をいれてきます。
「今の子にはなんにも聞いちゃいけないっていうけど、おかしいよね?そう思わない?」
「人生の先輩として言ってあげてるのに、相談にのるのにね」
私に叔父さんが嫌だからもう行きたいないと母に言える勇気があれば、逃れられるのでしょうが、その勇気を持ち合わせておりません。
そんな嫌な話をされ続けるので、私はいつも一番動く手先として、皆さんの食べ終わったお皿を洗ったり、お酒を注いだり、片したりして過ごしています。
子どものいる従妹たちは子供の相手で手一杯なので、これだけは私の役割として毎年死守しています。
気持の良い元旦のスタートをいつかきってみたいものです。
今年も私のはけ口として、noteを使用させていただくことが多いかと思いますが、気になる方に読んでいただければ幸いです。
皆さんの一年が素晴らしいものになりますように。