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「アクアマリンふくしま」海流と魚の関係がわかる!!【水族館訪問④】

2024年10月に、福島県いわき市にある水族館
「アクアマリンふくしま」に行ってきました!

東北地方有数の水族館で、色々な本で紹介もされていたので、期待が高まります。


外観

アクアマリンふくしま入口

環境水族館と言われるだけあって、広い敷地内には色々な植物や野菜が育てられたりしていました。

水族展示だけじゃないんだぞ感が伝わってきます。

あと、本館だけでなく、カワウソや金魚を展示しているところもあります。

建物の横・上はガラス張りになっていてオシャレですが、デザイン面だけでなく、自然光を取り入れるためにやっているそうです。

普段我々が観ている魚は実は日焼けしており、屋内で育てると色が変わるそうで、自然界に近い展示にするため必要らしいです。

中の様子

魚の進化についての展示

一階「海・生命の進化」の展示
生きる化石カブトガニ
シーラカンスの標本


入って最初に入るのは魚の進化について教えてくれる展示です。色々な生きた化石と呼ばれる生物が、実際に見れるのが嬉しいですね。

シーラカンスの標本が2種類見れるのはすごい珍しいことで、それはこの水族館がシーラカンス研究に携わっていたから可能になったらしいてす。

他の展示のなかでも、この水族館が研究に力を入れていることがよく伝わってきて、それをさらっと展示してる気がします。

川と周辺の森の展示

4階 ふくしまのかわと沿岸の展示
4階 熱帯アジアの水辺の展示
熱帯雨林の展示


4階は福島と熱帯アジアの水辺と周辺の森を再現したエリアになっています。

もちろん水族展示も充実しているのですが、周辺の森の再現度がすばらしいです。

この魚はこういうところで生活しているんだろうなっていうイメージが膨らみます。

植物専門のスタッフもいるようで、花や木の実がいい感じで咲いたりするように配置されていました。目立たないところで力を入れている感があります。

メイン:潮目の海の展示

潮目を表す大水槽

この水族館は寒流:親潮と暖流:黒潮がぶつかる
潮目の近くにあるので、メインの大水槽は真ん中の通路を潮目に見立てたものです。

上から自然光が注いでおり、泡が輝いていてとてもキレイです。

左が親潮右が黒潮の生物の水槽になっています。

右側 黒潮の水槽
光の中を泳ぐカツオ、メバチ

黒潮の水槽ではカツオなどの海遊魚が泳ぎ回っています。

普段食べることはあっても、泳ぐ姿を見たのは初めてです。カツオの背中には紫色の日焼け模様が出来ていて、それがまたカッコいいです。

黒潮は栄養が少ないそうですが、それをイメージしているのか、魚以外は右の水槽は殺風景でした。

左側 親潮の水槽

コンブの森にサクラマスニシンが泳いでいました。

魚の種類など豊かな海という感じでしたが、いる魚も北に住んでそうなものが多く、改めて海流の影響だったんだと頭が整理されます。

大水槽横の水槽

ちなみに大水槽横では寿司が食べれます。なので、大水槽周りは若干酢飯と醤油の匂いがします。水槽の横で寿司を食べるのもアリなんでしょうね。

外の環境体験エリア

BIOBIOかっぱの里
蛇の目ビーチ

外に出ると、海、淡水ビオトープなどの、自然ひ触れられるエリアがあります。

ビーチには魚が放たれており、上からでも自然に生きている様子が見れました。

自分は大人なので遠慮しましたが、子供なら遠慮なく自然満喫できて楽しいんだろうな〜って思いました。

バックヤードツアーに参加した

水族館のバックヤード

実は今回の水族館訪問ではバックヤードツアーに参加してきました!

卵から生まれたてのサンマも観ることが出来て、満足度が高かったです。

あとは、ネコザメにエサやりをさせてもらい、その人懐っこさを体感できました!

スタッフさん達がエサを計量しているのをみたり、裏の飼育施設が見れたりするのでオススメです。


まとめ:ぜひ行って欲しい。

今回この水族館に行ったのは休日でしたが、そこまで混雑しておらず、じっくり充実の展示を見られたので、本当に良かったです!

生き物そのものだけでなく、その周辺の環境(森、海流、人との暮らし)との関係性がわかる内容になっていました。

ちなみに、この水族館は東日本大震災の影響で生き物の9割が死亡するなど、大きな被害が出ていましたが、そこからここまで復活していると思うと、関わった皆さんの努力に感動します。

一方で、福島県の漁獲量は震災前の22%(2022年)だそうで、まだまだ復活とはいえないのかなと思います。

復興支援のためとはいわずとも、福島に来て、美味しい魚を食べて、アクアマリンふくしまに行ってみてほしいですし、それがこの地域の活性化の一助となるのでは思います。


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