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詩誌「三」67号 あとがき 正村直子

あとがきを書こうとするたびに自分の引き出しのなさに愕然とします。
書こうと思ったこともすでに過去のあとがきで書いていて書き直すこともしばしばです。
まったく情けないくらい厚みのない日々なのでしょう。
しかしそんな自分もアリだよなとも思っています。

夜中、不意に起きて家族全員の寝息を確かめてしまうことがたびたびあります。
実家にいたころは両親の、べつに暮らすようになってからは新しい家族全員の寝息を確認して、安心したらようやく眠ります。
臆病の極みみたいなルーティンですが、実家を離れてから毎日両親の安否を気にしているわけでもないので、結局能天気な臆病なのだと思います。
それでもやっぱりこんな自分もアリだよなと思います。

こんな感じの私ですが、肩の力をほどよく抜いてこれからも頑張ります。

正村直子

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