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詩誌「三」71号 あとがき 正村直子

最近、家族としか話していない日が続いていることに気が付きました。由々しき事態です。たいして困っていませんが、たぶん、良くないような気がします。しかし、自分の手の届く範囲でのみでくらせるというのは、元来怠け者の私にとって非常に幸せであるとも思っています。よく知らない相手とのかかわりというのは刺激的な分、精神を疲弊してしまいます。しかしそういった外部とのふれあいには詩が多くひそんでいる気もします。うーん、やはり、ときどきは、勇気をもって、力を振り絞って、町へ出ることも必要なのでしょう。そうすれば、締め切り前の「ひいい」という悲鳴も多少は減らせるかもしれません。とりあえず来年の目標にしたいと思います。
 
正村直子

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