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「台本」について(そもそも。)

こんにちは。
ドラマ・映画・演劇の台本印刷などを行っている印刷会社、三交社です。
東京・市ヶ谷のお堀のそばに居を構えて45年。

台本印刷のリーディングカンパニーとして「必要な時に必要なだけ」のオンデマンド印刷を導入しており、「オンデマンド」という言葉が一般に知られていない時から時代を先駆けてサービスを開始いたしました。
土日祝日関わらず、24H営業にてお客様をサポートしております。

創作する人の傍に立ち、日本のエンターテーメントや芸術文化界の一端で技術を磨き、経験を重ねてまいりました。
これまでの実績で培ってきた印刷技術と最先端のITデジタルを融合させて、創作の想いを“かたち”にすることを仕事とさせていただいております。

こちらのnoteでは三交社に関わる情報から、台本印刷についてのあれこれ、など、「台本を作りたい!」という方に向けてゆるく発信していきます。
台本についての記事は以下のマガジンをご参考にしていただければと!

※具体的な台本のご発注などについてのお問い合わせは以下のフォーム(もしくは、お電話でも受付しております!)よりご相談くださいませ!


・「台本」って?
「台本」、一般の方にとっては、「これからやることについて書いてある本」、という認識なのではないかと思います。
実際の「台本」というものを見たことがある、手にしたことがある、という人は名称の浸透度と比べると意外と少ないのではないのでしょうか。

goo辞書にて「台本」を調べてみると、
「演劇・映画・放送などで、演出のもととなる、せりふやト書きなどを書いた本。脚本」とありました。
「演出のもととなる」素敵な表現ですね。大まかにはこの言葉で内容は捉えられていると思います。

「台本」と呼ばれる本には、人物のキャスト、制作陣(監督、プロデューサーなど)、物語の内容、実際の動き、地図だったり、様々な情報が印刷されています。
しかし、これらの情報もその本を決定的に「台本」たらしめている要素ではありません。

「台本」の本質とは、「劇中に起こる事象が、時系列順に記録されていること」です。
劇中動くのは、登場人物の口だけではありません。
出演している人物たちも動き回りますし、シーンが変われば舞台となる場所も変わります。

これら様々な情報を、作品内に流れる時系に沿って、誰にも読める一冊の本の形にまとめたものが「台本」なのです。

日本において、台本の起こり、としては、江戸中期まで遡ることができます。
享保17年(1732)、徳川吉宗の治世下に上演された歌舞伎「傾城妻恋桜」(けいせいつまこいさくら)の台本が発見されており(!)、この本が、現在でいう「台本」として最古のものと呼ばれています。

「映像を記録するもの」が何もなかった時代、「後世に残したいもの」を伝承する手段として編み出されたであろう「台本」。
一読すればセリフだけでなく、舞台装置や演出の情報までを、製作に関わるすべての人々が把握し、共有することができるという、画期的なものだったのではないのでしょうか。

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