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ハイパフォーマンスの時間をあなたは使えているか?

 あなたは渡辺崋山という人をご存知でしょうか。江戸時代後期の武士であり、画家でもあります。そんな崋山が商人に送った教訓というのがあるのです。

 上記で紹介した塩瀬総本家はこの教訓を家訓としているのです。崋山の教訓も家訓にしている、ということです。内容がこれまた素晴らしかったので紹介します。

渡辺崋山の商人に送った教訓

一、先づ朝は召仕(めしつかい)より早く起きよ
一、十両の客より百匁の客を大切にせよ
一、買人が気に入らず返しに来たら
  売る時よりも丁寧にせよ
一、繁盛するに従つて益々倹約せよ
一、小遣は一文よりしるせ
一、開店の時を忘るな
一、同商売が近所にできたら懇意を
  厚くし互に励めよ
一、出店を開ひたら三ヶ年食料を送れ

渡辺崋山

 どれも見たら素晴らしいと思ったのですが、特に先生、講師、コーチがビジネスをやる上で応用しやすいものをいくつか補足しながら解説しましょう。

一、先づ朝は召仕より早く起きよ

 この「召仕」は重要ではありません。要は朝早く起きろってことです。これはマジでオススメです。

 というのも、僕たちの1日の生活の中で一番生産的なのは朝しかありません。これは古今東西言われていることです。

古今東西で強調された「朝」

 確かフランスのことわざにも

”There is only the morning in all things”
あらゆるものの中でただ朝だけが活きた時間

というのがあるし、ギリシャの格言にも

”In the morining of life, work;
in the mid of day, give counsel;
in the evening, pray” 
世に処しては、朝に働き、
昼は助言を与え、夕には祈れ

というのがあるし、日本にもありますよね。

早起きは三文の得。

朝を利用するとこうなる

 ビジネス的にいうと「おかしのよしや」がこれを徹底しています。実はこの「おかしのよしや」は40年間増収増益という奇跡の会社です。会長が朝6時出社を300年先までやると公言している会社。

 東京商工リサーチによると朝の7時までに会社の代表が出社する会社の倒産率はゼロという事実まであるのです。

 残念ながら僕は家庭の事情的にこれを実現できてないのですが…子供がもう少し大きくなって、一人で身の回りの事が出来るようになったら間違いなくやることを僕は決めてます。そして、せめてそんな早い時間に出社出来ない現段階でも7時までに仕事のことを家で少しでもやるようにしています。

 このように、朝というのは僕たちの最高の時間なのです。他にも特筆するべきポイントがあるのですが、長くなったので機会を改めます。

 とにかく朝は意識してみましょう。


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