(上) バックパッカー料理人 第5便
太陽に愛される男...
すれ違い続ける雨
名前の響きがおいしそうだという理由のみで、イタリアのクーネオ州へ。
トリノから電車とバスを乗り継ぎ、山奥の頂上付近にある古城と教会がそびえる小さな街サルッツォへと辿り着いた。
途中、山中をバスで向かっているとすれ違いざまに豪雨を降り注ぐ雨雲が通り過ぎていく。
そう、僕は旅をしている中で究極の晴れ男だ
数ヶ月の一人旅の中、一度も小雨にすら当たらなかった
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