この世界は人に始まり人に終わる
人と関わり、人に支えられている旅
世界一周を開始して4カ月。今はヨーロッパに滞在し、移民を受け入れてきた歴史から様々な人種によって国が構成されていると実感する毎日です。
僕は、どこへ行くにもひとり。ご飯を食べるのも、観光するのも、新しい国へ行くにも全部ひとり。誰かを頼ったり、同じ気持ちを共有したいと思ったことは何度もあります。「この世界は自分しかいないし、感情や想いも自分自身で消化するしかない」と思ったこともありました。
しかし、最近になってようやく分かったことがあります。
それは、「ひとりだけど、ひとりじゃない」こと。自分のベッドを用意して待ってるドミトリーの人がいる。レストランに行ってオススメを聞いたら、嬉しそうに教えてくれる店員さんがいる。目的地までの道のりを聞いたら、嫌な顔をしながら教えてくれる市民がいる。宿に帰れば、同じ部屋に泊まる旅人たちがいる。
当たり前のことだけど、当たり前すぎて忘れてしまう時があります。
友達と旅はしていないけど、「地球の友」と呼べる人たちが僕の周りにはいます。もちろん、あなたの周りにも。
9割の善と1割の悪
先日インタビューさせて頂いた方がスリの被害に遭ったと報告されていました。
インタビューから2日後の出来事。当時の状況や対処法をまとめており、気持ちを切り替えているようではありますが、身近で起きたことだったので衝撃を受けました🫨
日本人が海外で窃盗や犯罪に巻き込まれるニュースを目にすることも多いはずです。海外に悪いことをする人はいます。さらに、見た目が特徴的で、典型的なアジア顔をしている日本人は標的にもなりやすい。
ただ、そういった情報から「海外の人=悪い」「海外=危険」と考えていいのでしょうか?もちろん、日本は世界一治安の良い国家ですし、日本に比べたら危ない目に遭う確率は高いでしょう。しかし、日本にも悪いことをする人はいますし、それは世界でも同じだと思います。
インドを訪れた際に、「観光客を騙そうとするインド人は多いよね?」と仲良くなったインド人に尋ねました。
「もちろん騙そうとする人はいる。でもインド人みんながそうじゃない。悪い人は1割しかいないよ。インドは13億人の人口がいるから、1割でも1億人だから多く感じるけどね。」と返ってきました。
ごもっとも!🇮🇳
どこの世界にも、どこの国にも悪いことをする人は、大小含めて1割はいるでしょう。日本も例外無くです。「1割の悪」を大きく捉え、歪んだレンズで世界を見ると、良いと感じるものも感じなくなる気がします。9割は善であることを忘れない心は持っていたいものですね。
人の手によって作られた世界で僕たちは生きている
9割の善と、1割の悪が合わさり、10割の地球人がこの世界を作り上げています。今この瞬間も、現在進行形で世界を作っています。
その上に僕たちは生きています。
あなたも地球人の1人(この記事を読んでいる方は9割の善人だと思います!)として、この世界を作りながら、人の手によって作られた世界で生きています。無機質で、感情の無い世界と感じることもあるかもしれません。しかし、温かい人のぬくもりで作られた世界。人とのつながりの中で、僕たちは今日も生きています。
この世界をより良いものにすべく、地球人のひとりとして世界を作りたいと思った。そんな何でもない1日でした。
⚠️日本は世界一平和の国!
⚠️日本の外に出れば、犯罪に巻き込まれる確率は圧倒的に高まります。
⚠️僕も含め、細心の注意を払いながら行動することを忘れないこと。