ビデオ判定
オリンピックでの日本代表選手の活躍が続き寝不足ですが毎日が楽しみです。
多くの競技でビデオ判定が取り入れられて、勝敗を左右するような判定が出ています。
競技によって使われ方はいろいろですね。
バレーボールのワンタッチなどは、指がボールに触れるのが微妙で、しかも一瞬ですから、ビデオのスローで拡大して確認できると間違いが少なく、判定に納得して試合を進めることができます。
一方でサッカーはファールやハンドなどの判定をスロー再生で確認します。何が起きたかは確認はできますが、それがファールやハンドなのかを最終的に決めるのはレフリーなので、どうしても納得しきれない部分が残ってしまいますね。
とはいえ、ラインを割った割らないの判定はバッチリなので有効ですね。
「三苫の1ミリ」もビデオ判定のおかげです。
ところで日本の大相撲がビデオ判定を導入したのはもう50年以上も前だそうです。
伝統を重んじるというか、古い体質だと思っていたのでそんな昔からビデオ判定を導入していたとは意外です。
行司さんの他に審判員が5人もいて、物言いがつくとみんなで話し合っているところを見ていると、ビデオを活用しているようには見えませんが、ビデオはあくまでも参考ということだそうです。
土俵を出たかどうかの微妙なところはビデオでは分かりづらく、土俵の外の砂に足の跡がつくので、それを確認した方が確実らしいです。
それに相撲には流れがあるので、単に早く外に出た方が負けというわけでもないので、審判がみんなで話し合って決めているんですね。
親方衆に決められたらお相撲さんは納得するしかないですね。
ちなみに、行司さんの最高位の立行司は短刀を持っているそうです。
行司差し違え(誤審)した時は切腹して責任をとるという覚悟を表しているそうです。
審判の判定で選手の運命が変わってしまいますから、そのくらいの覚悟で臨んでいるんですね。
ビデオ判定でも何でも使えるものは使ってより良い判定をお願いしたいものです。