映画「ベイブ」を見て~子供におすすめの道徳的な映画

昨日午後のロードショーでやっていて、録画しておいたベイブを鑑賞。

小さいときに観て大好きだったという感情だけが残っていて映画の内容はまるで記憶になかったので、新鮮な気持ちで鑑賞できた。

吹き替え版で観たのだが、ベイブの声の可愛いこと・・・。終始キュンキュンで彼氏と「明日から豚が食べられないよ。」と言いながら(冷凍庫には買い置きの豚ロースが眠っている・・・。)観終わった。

幼少期に観たときは全く思わなかったのですが、「こんなに道徳的だっけ・・・?」という印象。

アヒルに唆されて、ルール違反(豚が家の中に入ること)をしてしまったベイブには罰があり、牧羊犬(レックスとフライ)は羊に威厳を示し、時には噛むことでコントロールしてきたが、牧羊豚であるベイブは、羊に対して真摯に礼儀正しくお願いすることでコントロールしていた。また、物語後半には、今までベイブが羊に対してしてきた善行から、羊がベイブのために秘密の暗号を教えるというシーンがある。

物語全体は、普段は日の目を見ない食糧として飼われている豚がその人柄(豚柄なのか?)で活躍するお話で、誠実に生きることの大切さを教えてくれる。

是非自分の子供にも見せたいと思った。絵本の読み聞かせのようなナレーションもあり、子供にも見やすいのではないか。だからこそ私も小さいときに大好きだったのだと思う。

また、1995年の映画ということだが、映像の綺麗なこと。絵本のような牧場の絵に観ていてリラックスするような感覚になった。

動物たちはCGも併用しているのかしら・・・?

ベイブの役は何匹もの豚が使われたというのは有名な話(豚は成長が早いため)。その後、この豚たちは「豚としての仕事」を果たすことになってしまったのかは謎・・・。

豚は可愛いけれど、無宗教の日本人にとって、豚を食べないという選択肢はあまりないのかなと。だからこそ、「ベイブ」を見たから豚は食べないというより、食事に感謝して、せめて無駄なく頂きたいなと思った。