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T's BAR 7夜 BOZ SCAGGS
Silk Degrees / BOZ SCAGGS
こういう音楽が流行っていた頃がありました。
私は中学生だったハズです。
洋楽ばかり聴いていました。
あの頃に刺激を受けた音楽が、音楽的な嗜好のベースになったことは間違いありません。
いつかこのアルバムをBGMにしてドライブがしたい、とか妄想していたなぁ。
円熟に達する前の勢いある歌声とハイセンスな演奏が心地よく、楽曲のクオリティも素晴らしいです。
バックをささえているのは、その後、TOTOを結成する腕利きミュージシャンたちですね。
シングルヒットした曲はもちろん、それ以外の曲も気が利いています。
アラン・トゥーサンの「What Do You Want the Girl to Do?」をテンポアップしてカバーしているのですが、垢抜けた感じがして良いアレンジだと思います。
ちなみに、この曲の入っているアラン・トゥーサンのアルバム「Southern Night」は良いですよ。
当時の私には刺さらなかったのですが、今聴くなら、ボズ・スキャッグスよりも好きかもしれません。
レコードで聴いていた時は、A面5曲目の「Harber Light」で一息入れて、B面の「Lowdown」へ移るのですが、ここで間が取れるのが良かったような記憶があります。
B面はライブで盛り上がりそうなサービス精神に満ちた展開ですが、本音を言えば、最後の曲「We’re All Alone」を心待ちにしてしまっています。
10代の頃、なんだか、大人な気分に浸って聴いた思い出のアルバムです。
ええ?!
地震ですね。けっこう大きいです。
酔いも眠気も醒めてしまいました。
みなさん、どうかお気を付けて。
Photo by Carson Masterson