T'S BAR 12夜 JEFF BECK
Blow By Blow / JEFF BECK
明日は、朝から撮影の仕事があるので、あまり気持ちを落とさないような音楽を聴いて早寝しようと決めていたのに、準備していたら 0時を超えてしまいました(涙)。
ジェフ・ベックは新しいアルバムまでずっと追いかけている重要アーティストなのですが、本音を言えば「There And Back」以降は、CDを買ってもあまり聴いていません。
さらに言えば、「With The Jan Hammer Groupe Live」「Wired」「Blow By Blow」の赤・青・黄(?)ばかりを聴いているというのが実際のところです。
特に「With The Jan Hammer Groupe Live」と「Wired」は、音だけではなく、”世界一カッコいいレコードジャケット”に選ぶ人もいるのではないでしょうか。
私が店を持てたなら絶対に飾りたいです。
赤は、超ホットなLIVE。
青は、超クールなギター・インストの筆頭です。(もう、これはロックでもジャズでもなく、「ジェフ・ベック」という音楽ジャンル名にしても良いのではないかと。)
でも、今日、針を落とすのは(CDですが)、「Blow By Blow」。
触れたら切れてしまいそうなほどエッジの効いた「Wired」は、今夜はちょっとヘビーです・・・。
どちらもギター・インストですし、曲作りにに大きな差は無いのかもしれません。
それでも「Blow By Blow」は、まだブルースやロックの人間味が感じられます。
「Wired」のジェフ・ベックは、マシーンかと思いましたから。(めちゃ褒めてます。)
実際にどのギターで録音したのかは知りませんが、「Wired」のストラトキャスターよりも、「Blow By Blow」のレスポールの方が音に丸みがあるような気もしますし。(イメージだけで言ってます。)
超ホットでも超クールでもなく、「Blow By Blow」は超ウォーム。
3枚とも、ロックが到達した頂点のひとつです。
Photo by Carson Masterson