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T'S BAR 52夜 ERIC CLAPTON

24Nights / ERIC CLAPTON

3月30日は、エリック・クラプトンさんの誕生日ということで、お祝いに彼のアルバムを聴いています。(31日になっちゃいましたが。)

ソロで活動を始めた70年代、80年代の作品はどれもが素晴らしくて、1枚を選べません。どうしても絞るとしたら、「スローハンド」かなぁ・・・。
90年代には2つの名盤「アンプラグド」と「ピルグリム」があります。
00年以降は、CDを買ってもほとんど聴いておらず、思い入れがありません。

個人的に一番好きで、何度も聴いたのは「ピルグリム」ですが、これは夏に聴こうと思うので、それまでとっておきます。

結果、「24ナイツ」を選ぶのはズルいかもしれませんが、今夜は時間もあるし、いいのです。

昔、なんでこの時期にライブを?と思って、発売時には買わなかったアルバムでした。
ベスト盤的な選曲にはなっていませんので、あの曲も聴きたい、という気にならなくもないですが、華やかさに欠ける分、バンド時代からソロ作、お気に入りのアーティストの曲まで、しっとりと聴かせてくれています。

どの曲も6分以上かけて、丁寧なバンド演奏の良さを感じさせてくれます。
そうした各曲の中でも、ギターソロを長く演奏する「Old Love」と「Wonderful Tonight」(2曲続けて20分超)がアルバムのクライマックスでしょう。

ギタリストとしても歌い手としても円熟味が増したクラプトンさんが、リラックスしてライブを楽しんでいる様子が感じられます。
この頃、クラプトンさんは40代半ばだったハズ。
私自身、アルバム発売当時の20代だった頃よりも、今の方がこのアルバムの良さを噛み締められるように思います。

なんだか、年を取るというのは切ないなぁ・・・。