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永井豪の描く暴力

、、そこには、背景や道具として、
重く大きくゴツゴツしていて、
触れるだけで痛そうな石や岩が登場します。

そんな石に焦点を合わせ、じっくり愛(め)でてみようとするどこかのモノ好きによって、カバー(作者のタッチを残しつつ、視点や形を変えての描写)された石は、、、

わけの分からないところに「描写される」というかたちで連れ出されたその石は、、、

見知らぬ環境に、不安になるかと思いきや、、、

「僕は自分の素性も分からない状態で、あるページの中の、ある一コマの中で、自分の与えられた役割をただ全うしているだけなんだ。

君たちの脳裏に”危険なモノ”という印象が一瞬でも焼き付けられたら、僕の存在意義は果たされた、そんなふうに言えるんじゃないかな。

漫画に限ったことじゃないけど、前後の文脈は君たちの想像力に掛かってるんだ。」

持ち上げた状態のまま、振り落とされることのないことを知ったその石は、なぜか、DJのときの佐野元春の口調で、ベラベラベラベラ喋りだした。

さすがは石、、、堂々としたものだ、、、。

その後もベラベラベラベラ喋り続けていたけど、詳しい内容は忘れました。

印象やら文脈から派生して、、メディアリテラシーという言葉自体を疑えとか、、、そんな熱い話でした。

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