見出し画像

結局自分のレベルでしか考えられないからもっと心を鬼にして

人の気持ちを想像することが多い。

この人はなぜ今この言葉を発したのか?
この表情はどんな意味を持っているのか?
この人は自分を守ってるんじゃないか。
昔同じようなことがあって傷ついたのではないか。
他に嫌なことがあって、それと混同してしまっているんじゃないか。

結局のところ自分の経験したことのある、自分のレベルでしか考えることができない。

例えば先日書いたゴミについての記事。

ゴミを取りこぼしていく人の気持ちを考えてみたが、想像は所詮、私の中にあるもの以上のものは出てこない。

私は無意識に性善説を信じていると思う。生まれながらの悪人はおらず、紆余曲折さえなければみんな素直に幸せになりたいとはずだと思っている。
そして、根拠のない希望を持ちがちなポジティブお花畑人間だ。
だから、ゴミを取りこぼしていく人に悪意があったり、本当に他人をどうでもいいと思っている人なんて居ない前提で考えてしまう。

そうしていると、誰かの性格の悪さに気づいてしまって心から驚くことがある。

例えば、何か買い物したりサービスを契約するときに見る、一度契約すると退会するのにものすごく苦労するような意地悪な仕組み。
企業は利益をあげなくてはならないので、仕方ないことはわかるけれども、ぼうっとしてると搾取される世の中だということを思い知らされる。
そして、心底驚く。こんなことを平気な顔で他人に求めてくる人がいることに。

以前はAmazonもダークパターンだった。(今も改善の余地あり)
定期便の解約ボタンは、申込時より見つけにくいし、ほとんど不可能に近くやりにくかった。

企業と消費者は、商品に関する情報の把握という点において常に対等ではない。
クーポン、ポイント、まとめてお得!などあらゆる手段を使って消費者を取り込もうとする。その言葉を神様気分のピュアな心で受け止めると、がっぽり請求されて、話と違う!となってしまうことがある。小さな字で有効期限や、クーポンが有効になる条件、最低購入金額が書かれていたりする。読まない方が悪い、らしい。

そもそもお得に見えるのは最初に提示された価格と比べるからそのように見えるだけであって、企業が「神様であるお客様に赤字覚悟でご奉仕!」なんて、するわけがないのだ。彼らは、営利企業である。客から金を巻き上げる、プロ集団なのだ。


買い物はあくまで一例だが、心を鬼にして生きてゆかねばと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?