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「他愛もない」について考える

先日、夫が「他愛もないってなんであんな漢字なんだろうね」と何気なく言った。

確かに。

辞書を引くと、取るにたらない、たいしたことないという意味だと書いてあったが、私が会話や日記で他愛もないと使う時はどんな時か考えると、主に普通の日常の出来事を話すときに用いていることが多い。

家族の他愛もない日常。
子供の他愛もない出来事。
飼ってる犬との他愛もない時間。

感情が大きく動いたわけでもなく、穏やかで優しい心でいられた時。安心して過ごしてる時。

他愛とは他に愛がないと書く。

ああ、そうか。
日常で穏やかでいること、取り立てて大きな事がない普通の状態って、もしかしてそこに愛しかない状況なのかもしれない。
愛しかないから穏やかでいられて、取るにたらない「普通」の状態でいられる。
他愛もない毎日とは愛しかなかった特別な日なのかもしれない。

そんな日々を沢山重ねる事ができたらとても幸せだわと思った。

言葉遊びって楽しいですね。

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