
自己紹介に変えて龍鬢表の紹介
今更ながら、noteを書いてみようと思います。
私は広島県尾道市に住む、山根と申します。
100年以上続く畳表制作の家業「山根商店」の代表を務めております。
私は伝統的な技術を守り、畳表作りしています。
残り少ない龍鬢表製作者であり、ホテルや宿泊施設、神社仏閣等で採用されています。
龍鬢表やい草を使った色々な物を作っています。
各地の文化や伝統に触れることも大好きです。
これまでも、ブログは少し書いてりしていましたが、noteでは、仕事にまつわる事や日本の物作りの事など書いてみたいと思っています。
まずは、自分の仕事、作っている物の事について触れてみたいと思います。
私が作っている物は、畳表と言い、皆さんが良く知っている「畳」の表面に使われている「い草」の織物の一種で、名前を龍鬢表と言います。
畳にも色んな種類があって、それについては、また別の記事で触れます。
龍鬢表とは、どんな物か?
畳の業界では「床の間専用」の畳表と言われています。
一般住宅でも床の間が設えている家がありますが、家を建てた時に建築業者がその説明を殆どしていないので、龍鬢が使われていても知らない方が多いようです。
ご自宅に床の間があって、しかも畳の床の間が設えてある方は一度確認してみてもらうといいかもしれません。
龍鬢の特徴は、普通の畳よりも目幅が広いことが特徴です。
龍鬢は2種類あるのですが、目の小さい「小目」と目の大きい「大目」で、小目の方が23㎜で大目の方が37㎜になっています。
普通の畳の目が16㎜なので見た目にもかなり大きく見えると思います。
