レビュー論文の初投稿
さて、苦しみに苦しんだ、レビュー論文の執筆。
レビューした論文のほとんどが欧米の論文なので、もちろん英語で書かれています。英語はさして得意ではない私(日本語も。。)お世話になったのはgoogle先生です。
何度も読み返し、グーグル先生に聞いて、また読むを繰り返し、論文ストーリーの構成に役に立ちそうなところは色ペンでサインをつける。そして、読んだ論文が引用している論文をさらに取り寄せる。取り寄せた論文を読んで、サインペンをつけて、さらにその論文が引用している論文をまたまた取り寄せる。そんなことを3か月繰り返し、なんとか論文っぽくなってきました。
それにしても、このレビューはつらい。論文を読んで、まとめて、ストーリーにして。。。。なんというか、原著論文だと自分でストーリーを作る感じですが、レビュー論文は、組み立てるという感じ。そのパーツパーツを探して、なければ、ストーリーを小変更しての繰り返し。これだけつらい思いをしても、原著論文ほど評価されないというのももっとつらい。
正直、二度と書きたくないというような体験でした。(後にあと1本書くことになったのですが)
で、書いたら終わりではなく、今度は引用文献の表示の仕方で苦戦。半角あける場所をとあけない場所、イタリックにする個所、論文と書籍、書籍の中の論文の表示の微妙な違い、pp, et al., Ibid., op. cit.,などなど。。。微妙なルールが全くわからない。で見よう見まねで完璧に直したつもりでも、指導教授に見てもらうと、大量の赤ペン先生が。指導教授曰く「こういう、細かいルールがきちんと守られてこそ信頼される論文になる」ということ。にしてもつらい、この引用文献の表示のしかたは、在学中にずっと苦しみました。
書いた論文は日本語ですが、英語の要約をつけるとの投稿規定があります。で、日本語で書いた要約を英語に翻訳して一応書くものの、書いたら必ずネイティブチェックを受けるようにとのこと。ネイティブは知り合いにいなかったため、これは有料のチェックサービスにお願いしました。納品時間を短縮すればするほど、高額になるため、余裕をもって完成させないとと思い、早めにネイティブチェックを受けると・・・・指導教授から日本語要約の修正を指摘され、またネイティブチェックのやり直しなどなど・・・・
論文を書いた後に、このような微妙な修正が多くあり、書くの5割と体裁の修正が5割くらいの感じでエネルギーを使いました。
そして、指導教授からやっとOKサインをもらい、いよいよ人生で初めて論文を学会へ発送します。いろいろと書類をくっつけて、ポストに投函。
1回目の投稿は入学してから半年たった2017年の9月末になっていました。
さて、結果はどうなることやら。