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コーヒーを淹れる

なんでこんなめんどくさいことを朝からするのだろう…と思うことがある。
コーヒーを豆から挽いてドリップして飲むことだ。

実は、コーヒーを一時飲めなくなった時があった。飲むと胃もたれを起こすようになったからだった。
しかし、コーヒー屋さんのドリップコーヒーを飲んでから、とても美味しいことと胃もたれをしないことに気づき、お家でもドリップコーヒーを飲むようになったのだ。

ドリップコーヒーを淹れるのは、めんどくさかったり考えることがたくさんある。
インスタントコーヒーなら封を切ってお湯を入れるだけだから簡単でそっちの方が楽と思うかもしれないけど、そうではないと思った。

『考えることをしない』コレが危ないと思った。

コーヒーの淹れる手順

1、湯を沸かす (淹れたい杯数の2倍の量の湯)
2、ドリッパー、サーバー、コーヒーカップに湯を注ぎ温めておく
3、コーヒーメジャーでコーヒー豆をすくって計量 (一杯150mlに対してコーヒーメジャーで山盛り一杯)
4、ミルで豆を粉砕する
5、ペーパーフィルターのチャック部分を折る
6、ドリッパーにペーパーフィルターを密着するようにセットする
7、粉砕した粉をフィルターの中に入れる (コーヒー豆は油分があるためミルに粉が残りやすいのでハケでお掃除)
8、沸かしたお湯を少し注ぐ (良い豆は粉砕した直後にお湯を注ぐとブワッと膨らんで良い香りを出す)
9、30秒くらい蒸らす(蒸らしている間その膨らみが凹まなければ良い豆の証拠!)
10、お湯をドリッパーの淵まで円を描くように注ぐ
11、湯が落ち切るまで待つ

これだけの工程を踏んで美味しいコーヒーが飲める。
朝の忙しい時にこれをやるのは本当にめんどうくさいと思った。
今では、美味しいコーヒーが飲めるのだから良しとしようという気持ちに変わってきた。

これだけの『考える・動作』が数分間の中で行われる。
私は脳科学者ではないから、「これがこうで…そうなる」と説明ができない。
しかし、確実に思うことは脳は鍛えられていると思うのだ。

お湯はどのくらいまで注げば良いのか?
今日の豆の具合は?
豆を挽いた時の香り、淹れた時の香り
とにかく朝から脳を刺激しまくっていると思う。

考えること、五感を刺激することは人生を生きていく上で大変重要なことだと思う。
これがなくなると老化していくペースが早まるのではないかと推測する。

「めんどうくさいことはチャンスだと思え」とビジネスがらみのYouTuberがよく言っている。
「めんどくさいと思ったらそれは幸せと成功のはじまりの合図です」と言っている人もいる。

そうであるならば、がぜんヤル気が出るものだ!

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