親のまごころ
遅ればせながら
「silent」の年末一挙放送を録画して
年明けて今更
毎回、涙しながら見てます
*silentは、川口春奈主演フジテレビ木曜劇場枠(2022年10月クール)のテレビドラマ
このドラマの7話をたまたまオンタイムで見て
俳優さんたちの演技やセリフに
ものすごく心惹かれて
全話一気見を楽しみにしてました
オンタイムでは
流行ってたドラマだったから
Snow Manの目黒くんがかっこいいとか
聴覚障がいがあって手話でコミュニケーションしてる
くらいは何となく知ってました
知ってたけど・・・
あっ、また障がいをテーマにした
かわいそうなドラマかな?
と勝手に思って
見る気がしませんでした
しかし
たまたま、第7話を見てしまい
言葉の一つ一つがナチュラルで
聴者とろう者の恋愛に限った話ではなく
自分の今置かれている立場に置き換えても
心に響くものがありました
*以下、ネタバレ
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<第7話より>
紬(川口春奈)が離れて暮らす実家の母親を訪ねて
聴覚障がいをもつ想(目黒蓮)への思いを告白するシーン
母親は
「で?私にどうしろと?」
「私にはどうすることもできない」
「耳を聞こえるようにすることもできない」
「私がダメって言ったら諦めるの?」
その言葉に紬は戸惑いと安堵の表情を浮かべる
さらに母親は
「じゃあ、私、関係ないじゃん」と
一見、悩む娘を突き放したように思えたが
実家から帰る際に、たくさんの手土産を持たせる
その時のシーンが一番印象に残っている
紬
「実家から帰るときに荷物増える現象、そろそろ名前欲しいわ」
母親
「親のまごころ」
「言葉じゃ伝えきれないから、物に託すの」
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聴者とろう者の恋愛を軸に
その2人と関わる家族、友人、学校、職場でのコミュニケーションを
ナチュラルに丁寧に描写している
携帯電話での通話やビデオ通話、文字起こしアプリ、LINE、手話、筆談、PCでのノートテイク、手紙、、、
そう言えば
愛してると言ってくれ(1996年TBSドラマ)では
FAXだったなぁ〜
そんでもって毎回
様々なコミュニケーションツールを使って
その場にいる相手やお互いの思いに沿った伝え合いが繰り広げられる
最終話に出てくるかすみ草もそう
”花は音がなくて言葉があって気持ちがのせられる”
実家を帰るときにたくさんの手土産をもたせる意味
大切な人の大事なときに贈る花束
言葉にならない思いを伝えるのは
『まごころ』なんだ♡
まごころって調べたら
真心、孫ころ、丹、忠、悃
どれも『真実』や『誠意』を表し
嘘や偽りのない心のこと
相手を想う純粋な気持ち
言葉って難しい・・・
言葉だけでは伝わらない思いだってある
思いが完全に伝わらないから
何度も、何度も、伝える
そして
伝わっているかを確かめていく
大切な人ならなおさら
伝えることを諦めない