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31.「届く人に届けたい」|とこよだたくさん
本日は、D2C Rの人事 とこよだたくさんとお話させていただいた。
D2C Rは東京にある広告代理店で、とこよださんはそこで中途採用を担当していらっしゃる。
私がフォロワー100人だった初期から仲良くさせていただいている方で、SUPER BEAVERというバンドについてのツイートがきっかけでフォローさせていただいた。
人と向き合う、自分の弱さと向き合う、そんな勇気をくれる優しいツイートが個人的にだいすきだ。
↓とこよださんTwitter
■人事になりたかった
現在、広告代理店に勤務して4年目になるというとこよださん。
なぜ広告代理店を選んだんですか?と聞くと、「そんなに大した理由じゃないんだよ~」とおっしゃっていた。
もともと音楽やファッションなどのエンタメに興味があったため、エンタメに関わりたいと思い、選んだのが広告業界だったという。
なんとなくで選ぶと『入社後のギャップ』を不安に感じるが、とこよださんはそのギャップは特になかったという。
「僕は『こういうものなんだ』と思えるタイプだからね。
与えられたものをやっていかないと何かができる存在にはなれないと思っている。だから僕は『言われたらなんでもやります』精神だよ」
ぼんやり広告代理店を選んだとおっしゃったが、とこよださんのnoteにこんな記述があった。
「僕が1年目の頃からずっと人事をやりたいって言っていた」
『2019年』より
ぼんやりと選んだ仕事ならなおのこと、なぜ「人事にはなりたい」と思っていたのかが疑問に思った。
とこよださんが人事に就きたいと思ったのは、現在の会社の内定後に経験した株式会社CRAZYのブライダル事業のインターンの経験がきっかけだそうだ。
インターンの内容はブライダル当日1日だけのものだったが、1日だけでは足りないと感じたとこよださんは、お世話になっていた方に直談判しに行き、半年ほどインターンを経験されたそうだ。
株式会社CRAZYは、そのリクルートページに「本質的なビジネスを追求する」と書かれている通り、人の本質的な部分を大切にしながら企業運営を行っているという。
その時の経験から、組織のことや、人に対しての向き合い方を学び、自分の人生だから自分のしがらみに縛られない生き方をした方が良いと感じたという。
インターンをしていた当時はすでに内定が出ていたため、現在勤めていらっしゃるD2C Rに入ることは決まっていたが、その中でも人とより深く向き合える人事という職種を志望していたそうだ。
働いているとこよださんを見たことはないが、少なくともTwitterでは確かに、人と向き合っていくことを大切にされているなと感じる。
雑談することが信頼関係構築の第一歩だと考えているので新卒の子たちとの面談はほぼ雑談しかしません
— とこよだ たく l 等身大人事 (@tokoyon28) June 23, 2020
共通の趣味を探したり
どんな風に生きてきたのか話したり
何が好きなのか聞いたり
人として近づけて初めて本音の相談が貰えるから
僕と話してる時だけはリラックスしてほしいんですよね〜
その価値観の根源を知れたのはすごくうれしかったし、入社前の経験からくるスタンスだからこそ崩れないんだろうと感じた。
■言わないともったいない
「Twitterを始めた理由ってあるんですか?」
最近Twitterの方とお話しするたびに聞いている質問。
とこよださんは、こんな風に答えてくださった。
「インターンで人が輝ける瞬間に出会ったのに、社会人3年間やってきて自分って輝いてなくないか?と思ったんだよね。これといって何かができるわけでもないし、ビジネススキルもないし。でも想いだけはあって。
当時HR界隈がTwitterが流行っていたというのと、個のブランディングの時代といわれてきている背景があって、今までため込んでいた想いを発信しつつ、何者かになれたら、という気持ちがあったんだよね」
「なれてるのかなー」と言うとこよださんに、「私は『とこよださん』と話したいと思ったので、なれてますよ笑」と返事した。
とこよださんは、ここからは自己満足で終わらないための次の段階だと思っているそうだ。
影響力はもう少しほしいが、フォロワーを増やすようなテクニックには走りたくない。
そんなとこよださんが意識しているのは「届く人に届ける」ということ。
その届く範囲の人たちと何かやっていきたい、届く人に届けることの大切さが伝われば、と思い発信しているとおっしゃっていた。
すごくいいこと言いますね、と言うと「言ってるだけかもよ?」とおっしゃるとこよださん。でも言えるだけずっといい、と私は思う。
その気持ちは、とこよださんにも近いところがあるそうだ。
「言わないともったいないと思う。伝わらないし、言わないなら相手からしたら思ってないのと同じ」
まさにそうだ。
私とあなたの想いをつなぐことができるのは言葉でしかなくて、だからこそ言葉にしていかなければいけないと感じている。
それに、言葉は行動より簡単に遠くまで伝えることができる。
「何者か」になる1歩目としては十分気軽で自分の考えを伝えていけるツールなのではないかと思う。
■焦らなくてもいい
最後にとこよださんが言ってくださった言葉が、もうドンピシャだいすきなので、悩める学生及び社会人全員に聞いてほしい。
「悩むときもあるし、『このままでいいんだっけ?』と思うときもある。
でもなんだかんだ楽しいときもあるし、幸せだなと感じるときもある。
僕は、強烈に『こうなりたい』とか、『将来の夢はこれである』という考え方ではない。今の環境で何がベストかを取捨選択して生きてきたタイプ。
だから、悩むけど小さな幸せを見つけて自分の糧にしていくのも時に大事なのではないかと思う」
夢を持っている人の方がわかりやすいし、それに向かって頑張っている人の方が努力もその結果も見えやすい。だから尊敬されやすい。
Twitterは特に、そういうわかりやすい人がわかりやすく成果(いいね数・フォロワー数など)を上げていて、ついつい「何になりたいのかを見つけなければ」とか「成果を出さなければ」と焦ってしまう。
でも、例えば私であればこうやって、つながった人とTwitter以外のツールでお話しできることや、その人の140字以上の魅力や考えがわかることが本当に幸せだ。そういった、小さな幸せを見逃していきたくない。
とこよださんは中途採用担当だが、社会人1年目の方々の相談にもよく乗っているそうなので、おそらくTwitterでお願いすれば、悩みを聞いてくださったり社会人としてのいろいろを聞けるのではないかと思う。
なのでぜひフォローしてみてほしい。
というかあのあたたかいツイートが流れてくるだけでとこよださんをフォローする価値がある。というか、価値しかない。
ぜひ。
↓とこよだたくさんTwitter
■とこよださんへ
本日は休日お昼という貴重な時間をいただいてお話させていただき、ありがとうございました。
2か月半ほど?ずーっと文章とアイコンだけで認識していた方だったので、正直Zoomがつながった瞬間は「動いてる!!」って感じでした笑(ごめんなさい)
なので実は最初は緊張していたのですが、少し話すとすっかり打ち解けて「なぜたくさんが人事になりたかったのか」というお話が聞けたり、私自身がどう将来設計を立てようと思っているのかという話をさせていただくことができてとても嬉しかったです。
また機会があれば、ぜひお話ししましょう。
もし東京に行くことがあればお声かけさせていただきます。
SUPER BEAVERの会も実現できると嬉しいです!笑
これからも、よろしくお願いいたします。
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