52.ていねいな人事さんの裏の顔|藤本康太さん【応援note #11】
「『いいやつすぎておもしろくないね。もっとずる賢くなった方が人間的に魅力的だよ』
就活生時代に言われたこの言葉をきっかけに、自分自身の価値観を大切にしようと決めました。」
そう話してくださったのは、ていねい通販で人事を務める藤本康太さんだ。
Twitterをやっている方は、同じくていねい通販で人事を務めていらっしゃる、戸田さん(ポエム★よしきさん)をご存知の方もいるかもしれない。
藤本さんもまた、戸田さんと同じく真剣に学生に向き合ってくださる素敵な社会人だ。
今回の応援noteでは、そんな藤本さんの素敵な部分はもちろん、親しみやすい裏の顔(⁉︎)まで紹介していきたい。
ぜひ興味を持った方は、藤本さんにDMしてみてほしい。
自分に自信が持てたり、自分に優しくなれるきっかけになるかもしれない。
↓藤本さんTwitter
■価値観は変えなくていい
「アドバイスはしないように気を付けています。まだまだ完ぺきではないけどね」
学生との面談の時に気を付けていることを尋ねると、そんな答えが返ってきた。
「アドバイスって、具体的な手段を提示することだと思うんですよね。例えば、『ココとココの企業は見ておくべき』とか『こういう風に面接で言うべき』とか。でもそれって同時に価値観を押し付けていることだと思うんです。」
藤本さんは、面談全体を通して「価値観の押しつけ」はしないように気を付けているそうだ。藤本さん自身が、就活生の時にいろいろな価値観に振り回された経験があるからだと言う。
藤本さんが就活を始めたのは、三年生の後半。始めたきっかけは「みんながやっているから」だったそうだ。
そして「みんなが目指しているから」と大企業を志望する。
面接で話す内容がないと感じた藤本さんは、学生営業団体に入る。営業成績でお給料の金額が決まるという仕組みだったこともあり”成長意欲”や”お金”に対して一生懸命な仲間が周囲には多かった。そんな環境に身を置くなかで、藤本さん自身も「20代で年収1,000万円稼げるようになることが正義なんじゃないか」と考え方が変わっていったらしい。
周りに合わせ、しっくりこない就活軸を掲げたまま、就活を続けていた藤本さんだったが、ある人事さんに言われた言葉に、違和感を覚えたそうだ。それが、冒頭の言葉。
「いいやつすぎておもしろくないね。もっとずる賢くなった方が人間的に魅力的だよ」
その時、「自分の性格の部分は譲りたくない」と感じたそうだ。
「僕、実は母子家庭で育っていて。何不自由なく、愛情いっぱいに育ててもらったんだけど、母が時々『お父さんがいなくてごめんね』と言うんですよね。でも、僕としては、それを言わせてしまうことがすごく悔しい。
だから、『お母さんの教育は間違ってなかったんだよ』って証明したい。そのためには、お母さんや周りの人から注いでもらったたくさんの愛情のおかげで形成された僕自身の性格、これを活かすことが一番なんじゃないかって思ったんですよね」
しかし、それまでは周りと価値観を合わせてきていたので、「やっぱりその人の言うとおり、もう少しずる賢くなった方が良いのかもしれない…」と葛藤があったらしい。
そこで出会ったのがていねい通販だったそうだ。
「ていねい通販が『このままでいいんだよ』って教えてくれたんです。ここだったら自分の大事にしたいものを大事にさせてくれる気がして。だからていねい通販を選んだんですよね」
周りに流されやすく、就活時代、たくさんの「べき論」に悩まされていた藤本さん。
だからこそ、同じように価値観に悩む学生に寄り添い、「価値観は変えなくてもいいんだ」と伝えたい、と話してくださった。
■意外と人間っぽい
突然だが、藤本さんは、イケメンだ。
藤本さんを見たことがあるならおそらくみんな納得してくれるだろう。
私が藤本さんと初めてお会いしたときは、戸田さんがていねい通販の人事さんを紹介してくださった。
その時も、戸田さんは「女性の多い職場だから、藤本が入ってくるときは、噂になってたよ笑」とおっしゃっていた。
しかも、優しい。
今、私はていねい通販の人事さんたちと、Twitterで知り合った3人の学生と一緒に「世の中にもっとオンライン誕生日会を増やすための企画」に取り組んでいる。
学生同士が忙しく、ミーティングの開始が24時になったりすることも多いのだが、藤本さんは時々進捗を確認しに顔を出してくれたり、そんな時間から学生の雑談に付き合って「愛とは」を一生懸命考えてくださる。
今回のnoteのインタビューの時も、私の拙い質問をフォローしながら、真剣に考えてくださった。
ていねい通販の人事さんは共通して、学生と真摯に向き合ってくださる。
藤本さんも、例外なくそのお一人だ。
さて、ここまで一生懸命藤本さんをほめてきたのは、私がこのnoteを書くまでの藤本さんに対する印象をみんなにも共有したかったから。
きっと、何も知らずに藤本さんとお話させていただくと、これまでの私と同じように「藤本さんって優しいしイケメンだし、完璧やん⁉︎」と思うだろう。
しかし、実はもっと親しみやすい方だ、ということもぜひ知っておいてほしい。
「藤本さん自身の価値観には何がありますか?」という質問に、一番に出てきたのが『好かれたい、よりは、嫌われたくない』という言葉だった。
それから『みんなが喜んでいても悲しんでいる人がいるのは嫌』。自分の周りにマイナスな感情を持っている人がいるのが嫌なのだそうだ。
その考えになったきっかけを尋ねると、中学時代の部活だったらしい。
中高一貫校でバスケ部に所属した藤本さんは、一緒に練習する高2の先輩との体格差を怖く感じ、「目をつけられないように」と気を遣うようになった。
それから、好かれるよりは当たり障りのない会話をするようになり、人の感情に敏感になった。
それが転じて、周りのことを見るようになった時、「困っている人」を見つけやすくなって、そういう人を助けるのが好きになっていったのだと思うと話してくださった。
『嫌われる勇気』という本にもある通り「周りの人全員から嫌われないなんて無理」だ。だが、そう思ってしまう感覚はどうしようもない。
しかも、そのきっかけは「目をつけられたくない」という、なんともネガティブな話だった。
しかし、その感覚があるからこそ、藤本さんは他人の感情の変化に鋭く反応し、優しくしたり、困っている人を助けたりすることができるそうだ。完璧に見える性格の裏には、そんなきっかけがあった。
しかも、今でもひと目をすごく気にするタイプらしい。
藤本さんのかっこよさにも、そこに精通する部分がある。
というのも、藤本さんは、小学校までは目立ちたがり屋な性格だったそうだ。
ところが中学に上がり、バスケ部に入ると、「目を付けられないように」と目立った行動を控えるようになった。
すると、それまで目立つことで発揮されていた自分の価値が無くなっていった。
逆に、小学校はぽっちゃりだった体形が、運動を始めたことで引き締まり、「かっこいいね」と言われ始めるようになったそうだ。
そのころから、潜在的に「自分の生き残る道はここだ」と思い、外見に特に気を遣うようになったという。
実際、大学を卒業してから5キロほど太ったらしく、焦ってジムに通っているのだとか。笑
あのカッコいい外見も、実は「自分の価値が無くなる!」という焦りからくるものだったらしい。
学生が「人事」と聞くと、「見抜く力がすごい大人」とか、「その会社の入り口にいるすごい人」みたいな、崇めた印象になりやすい気がする。
その印象も全く間違いではないが、ちゃんと人間らしい部分もあるのだ。
そのことを、藤本さんへのインタビューで改めて知ることができた。
ここまで読んでくれたあなたも、「藤本さんって親しみやすそう」と思ったら、ぜひ連絡してみてほしい。
■ちゃんと裏まで見せてくれるのも、やさしさ。
今回のnoteでは、藤本さんの裏側が存分に見れたのではないだろうか。
私自身、裏表がはっきりしているタイプの人間なので、裏が見えないうちは不安になる。
裏側は、見せると不都合なこともある。
それでもさらけ出して見せてくれること。それは、やさしさでありていねいさ。
今回のnoteを読んで、藤本さんに興味がわいた方は一度お話してみてもいいかもしれない。
私も、「好かれるより嫌われたくない」と思ってしまうタイプだが、ここ2,3年はそんな自分を否定してきた。だって全員に好かれることはありえないから。
でも、今回藤本さんとお話させていただいたことで、「こんな自分でもいいかもしれない」と思うきっかけになった。
自分の考え方や価値観に自信のない人こそ、ぜひ藤本さんに声をかけてみてほしい。
↓藤本さんTwitter
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