パスタ

この間、母が作ってくれたクリームパスタを食べながら、好きな人との初めての食事を思い出した。


彼は私に何が食べたいか聞いてくれた。
本当になんでもよかったんだけど、お互いが譲り合っていては決まらないのわかっていたし、聞いてくれてるからちゃんと答えようと、「パスタとかかな~?」と言った。

多分彼はがっつり食べたかったんだろうけど、私に合わせてくれた。

向かい合って、近くで食べるの初めてだった。

私が食べ終わるまで少し待たせてしまったけど、「友達とこういうことして遊んでる」とか教えてくれたり、「佐村はどういうとこ行くの?」とか聞いてくれたり。活動(遊び)の方向性がほぼ正反対だからさ、申し訳なかったんだけど。

ちょっとお店見ながら駅向かって、ここで服買ってるとか教えてくれて、服の好みとか言い合ったりして。「こういうの着なさそうだよね」とか言われて「着ないねー」とか言って。
そういうの楽しかったな。

駅歩いてたら、私が濡れそうになって、それに気づいて場所変わってくれたよね。ほんとは手が触れるたびにさ、気になった。けど気にしてないふりした。
そういうとこがやけにスムーズで女慣れしてるのかなとか思った。


なんか、寂しい感じな文章になってるけど、全然、振られたとかじゃないです。笑

こういう思い出をさ、付き合ってたわけじゃないのに、「付き合ってたころ」みたいな感じで思い出しちゃってる自分が、変なの~って思う。

え、、、付き合うってめちゃくちゃおおごとじゃない?怖くない?別れたらこんな感じで、ことあるごとに思い出しちゃう感じ?
耐えられないかも 笑

思い出があればあるほど、身動きできなくなるんじゃないかって、急に怖くなった。

「もう恋はしない」とか、なにそれ、って感じてたけど、もしその理由が幸せな思い出からの落差に翻弄される的なことならば、そう言いたくなるのもなんとなくわかる気がする。

めっちゃ意味ありげですが、
彼と付き合ってないし、振られてもないです。

とりあえず、ドライブの行き先がデートの定番すぎるから、ちょっと変更頼んでこようかな。
今謎にセンチメンタルになってて、このまましっかりと恋愛色強めな思い出ばっか作っていくと、本当に身動き取れなくなりそうな気がする。


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