あぁ手頃な有名人が死んでくれたらなぁ。 人間、泣くことを求めてる。だから泣ける映画とか、泣ける小説なんてのがキャッチコピーになるわけだ。 手頃な有名人が死んでくれたら。「えっ、テレビでよく見かけた、名前を言われればパッと顔を思い浮かべることができることが出来るぐらいには 知っている、別にファンでも憧れの人でもないけれど、どちらかというと好ましい印象を抱いていた彼が、亡くなった…?そんな…」そういう風に泣きたい。そういう風に泣いて、1日ほど うーん とか、えー と
「嫌だっ!死にたくない!」 「駄目だ。お前はここで死なねばならぬのだ。」 「死にたくない!」 「駄目だ。」 「苦しい…」 「苦しかろう。」 「寂しい…」 「寂しかろう。」
カラスって絶対 そうですよね。 これまでもそうやって生きてきましたもんね。 遠くへ行くっ。 やがて… あっ!カラスって絶対…!! 終。