理論上似合わない色のリップを塗りたい
まだまだ暑いですが、日暮れがだんだん早くなり秋の気配を感じますね。気がつけば8月もあと1週間、早いですね〜
季節の変わり目はメイクの変わり目。キラキラツヤツヤ鮮やかリップよりも、深みのある色味のリップが気になってきます。ということで先日買ったのがマスクに付かないことでも話題なアディクションのザ マットリップリキッドの012。事前に調べた時は009の色が気になっていたのですが、初動が遅かったため既に在庫がなく…在庫のあるもののいくつかを店員さんの手の甲で色味を見せてもらい、一番おしゃれな色!と思ったのが012でした。ブラウン味のある暗いレッドのような深〜い色です。透け感0でこの色だと顔色死ぬかな...?という不安がありましたが、とにかく何かを買いたい気持ちだったので買いました。そういう気分の時ってありますよね。
そんなおしゃれカラー012はこんな色です。今回は太陽光でなく蛍光灯の下で撮ったため、アプリで色味が実物に近くなるよう調節しています。指でぼかすとブラウン感が弱まるのが伝わるでしょうか?店員さんが「こうすると使いやすいですよ〜」と教えてくださったのですが、このぼかした方の色味に惚れて購入を決めたのです。今まで好きなツヤツヤ系のリップばかり見ていたので、赤リップ=「パキッとキリッと強い女」なイメージでしたが、マットリップで輪郭をぼかすとぽわっとした印象にもなるんだな、と学びを得ました。マスク生活が多大な犠牲と引き換えにもたらした学び。
ちなみにこちらのリップの別名が「無重力リップ」ということですが、感覚としては唇に液体を塗っているというより粉を付けていると感じるほど。塗っている感0という点では確かに無重力。表面の水分がないのでマスクにも付かない訳ですね。塗る少し前にオイルやバームを馴染ませて保湿しておいた方がいいかもしれません。
私はパーソナルカラーがスプリングで、暗い・深い色×マットな質感の組み合わせは理論上相性最悪です。実際このリップもチップでそのまま唇に乗せるとディズニーのヴィランズの一味みたいになってしまいます。でも一年中明るい色をつけるのもつまらないので、手懐け作戦を講じて使いこなしたいところ。
手懐け作戦①指でぼかしてグラデーションにする
唇に直接塗ってぼかすのもアリなのかもしれませんが、このリップは乾くのがとても速く、乾くと「んぱんぱ」するのも困難なほど表面の水分がなくなるので、手の甲などに少し多めに出してから指でトントン叩いて色を乗せていく方法の方がいいと思います。中央が濃くなるようにトントンと重ねて鏡を見ると、30度近い室内でキャミソール姿のはずなのに、一瞬見えました、ニットが。秋冬のための、寒い日のためのリップです。「ぽわっ」というオノマトペを具体化したような質感。いざ寒い日につけたら唇めちゃくちゃ乾燥しそうだけど、我慢してでもつけたい。色が濃い分、元の唇の赤みが強い人でもグラデーションが作りやすいと思います。
手懐け作戦②もう少し明るいマットリップと合わせる
私が合わせたのはMACのチリ。あたかも選んだみたいに言ってしまいましたが、手持ちのマット系のリップはチリのみのため他に選択肢がありませんでした。アディクションと比べるとMACはセミマットにすら見えてきます。チリを唇全体にポンポンと塗ってから、中央部分にだけ012を指にとって重ねてみました。素の唇の色が薄い方や、唇の縦幅を強調したい方はこちらの方法がよいかもしれません。若干青味もある012ですが、チリをベースにすることで①よりもカジュアルでヘルシーな印象に。こうして見るとチリは全然ダークじゃないんだな。
結論:理論上似合わない色もぼかしたり重ねたりすればなんとかなる
そう、なんとかなります。マット苦手民にとっては鏡見ないでぺぺっと塗るだけでキレイ!なリップではないですが、この発色でこの質感だからこその手に入るかわいさもあるのです。
このリップを買った時に新作のアイシャドウもいくつか予約したので、手元に届いたらその話もしたいです。わくわく。
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