INTJの私が「建築家」をやってみて
こんにちは、さみです。
適応障害になった経験から、少しでも生きやすくなるマインドを発信しています。
MBTI診断でINTJと診断されてからずっと思っていたことがあります。
それは、「なぜINTJが建築家と呼ばれるのか」
私は、学生の頃に6年間建築を学び、新卒で入社した会社では設計の仕事に携わっていました。その経験から、INTJに適性のある職業は、建築家ではないのでは?となんとなくと思っています。
なので今回は、元建築学生で設計職を経験した私視点で、建築家の理想と現実を考えてみたいと思います。
なぜ、INTJは建築家なのか
おそらく、INTJの性格に適性のある職業を結びつけたのかな?と思います。
それとは別に、「INTJに向いている仕事」として挙げられることも多いです。
論理的な考え方で判断する
人との対話が少ない職業
クリエイティブで独創性がある
計画的で効率性を求める
分析力が高く、物事を深く考える
このようなINTJの特徴が、「建築家に向いている!」と言われるきっかけになっているように思います。
実際の建築家の仕事
そもそも、建築家ってどんな仕事なの?
「建築家」とは、建築を創り上げる上で専門的な技術を提供する職業を指すようです。(勝手に建築家は「設計職」のみを指していると思っていましたが、違ったみたいです…恥)
以前の投稿で、私が、ピュアな建築学生時代に建築家になることを夢見て、就職した後すぐにその夢を諦めた話をしました。
この投稿では、「デザイン性の高い建物を作る人、歴史に残る主要な建築物を作った人」と定義していますが、ここでは、「建築を作ることに携わる人全員」と捉えます。
私が「建築家」をやってみて
私は、新卒で社員10人程度の小さな設計事務所に就職しました。主にデザイン力に強みがある会社で、私は主に内装デザインに携わることが多かたです。
結果的に私は建築家になることを諦めたので、1年半で新卒カードを捨てることになりましたが、小規模の会社という事もあり、この短期間でも自分が最初から最後まで携わったプロジェクトもあります。
この経験から、建築家の仕事の「一般的な印象」と「実際の仕事」にギャップを感じる点を紹介します!
①たくさんの人と創り上げる
「1人でコツコツと少しづつ積み重ねていくことを好むINTJだからこそ、建築家が向いている。」
と思われがちですが、建築家は、1人で建築を創り上げる訳ではありません。まず、社内でプロジェクトチームが組まれ、その他にも工事をお願いする施工屋さん、電気屋さん…などたくさんの人たちと一緒に創り上げます。
なので、状況によっては自分の思い通りにいかないこともありますし、人に振り回されて自分の仕事が急に増えることも余裕であります。
②人との関わりが多い
「建築家の仕事は対話が少ない、だからコミュニケーションが苦手なINTJには向いている仕事だ。」
実際は「対話はそれなりに多い」です。
①で伝えた通り、人との関わりが多いので、お客さんや社内だけのコミュニケーションだけでなく、家具を導入するなら家具屋さん、工事をお願いするなら施工屋さんなど、たくさんの業者にお願いしたり、調整するシーンがとにかくたくさんあります。
コミュニケーション方法も、メールや電話、対面など多岐にわたります。
③自分のペースを乱される
「完璧主義でマイペースなINTJだからこそ、建築家の精密さが求められる作業を自分のペースで出来ることが向いている」
図面を描く仕事や3Dをつくる仕事など、ある程度自分のペースで出来ることもあります。でも、お客さんから少し変更を出されたりすると、図面もデザインも全て変わってしまうので、自分の予定を崩される可能性はあります。
なので、最初からガチガチの計画を立てがちなINTJにとってストレスが溜まることも多いと思います。
INTJは建築家に向いているのか?
私的には、向いてないと思っています。
(自分が向いていなかったので…)
ある程度経験を積んで、役職がつく立場になると違うかもしれませんが、設計の仕事は建物をつくるというよりも、下請けやメーカーなどたくさんの人と達との調整役という役割の仕事がほとんどでした。
なので、自分のペースで自分のアイデアを形にする、という点はINTJにとって理想的な形ですが、最初の数年間は自分の思い通りにいかない場面が多いんじゃないかなと思いました。
だからといって、私もたくさんの仕事を経験している訳ではないので、INTJの適性がある仕事は分かりません…
INTJの方で、向いているお仕事をされている方は是非教えてください。