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どこよりも分かりやすい!クック諸島入国基礎データ

こんにちは!ニュージーランドでワーホリ中のさめです。
今回は番外編……ということで、太平洋の島国、クック諸島に行ってきました!!

私がクック諸島に行くことを決めた時全然日本語での情報がなくて困ったので、今回はクック諸島の基礎データや入国の流れについてまとめたいと思います。(次回は観光編の予定なので、観光記だけ読みたい人はそちらへどうぞ!)

そもそもクック諸島って何?どこ?

こう思われた方も正直多いのではないでしょうか……日本人観光客はわずか百数十名、多い年でも500名ほどと言われていますので当然の反応でしょう。

クック諸島は太平洋に浮かぶ島国。ニュージーランドの3000km北東に位置しています。
赤道が近いため、一年中夏!私が行った際もちゃんと暑かったです。(時期によるかもしれないですが、朝夜は涼しくて過ごしやすかったです!)
その気候や自然を活かした観光業が主要産業です。(博物館に行ったら65%観光業に依存している!と書かれていました)

クック諸島の国旗🇨🇰

国旗の15個の星は主要な島を表しています。
その中でも有名なのがラロトンガ島とアイツタキ島。私は今回ラロトンガ島に行ってきました!

ラロトンガ島は首都や国際空港が立地しているクック諸島の玄関口とも言える島です。アイツタキ島は最後の楽園とも呼ばれるほど、その美しい景色が多くの人を虜に……!私は今回断念しましたが、ラロトンガ島から700ドルほど(2024/11現在)で日帰りツアーに行けます。

公用語は英語とマオリ語(厳密にはNZのマオリ語とは違うもので、島によっても差異あり)。
地元の人同士の会話ではマオリ語もかなり使われていますが、英語も問題なく通じます!町中の表記もほとんど英語です。

到着後にくぐる空港のゲート。
「Kia Orana」はクック諸島の挨拶!

アクセス

首都アバルアがあるラロトンガ島にはラロトンガ国際空港があり、海外からのアクセスは基本ここだけです。
ニュージーランドの最大都市、オークランドとは毎日ニュージーランド航空の便が結んでいます!(私も今回オークランドから来ました!セールになっていたのをいいことに航空券を取りました✈️)

オークランド空港にて、「Rarotonga」の文字を発見!

他にも、シドニーからジェットスターが就航しています。(タヒチからエアタヒチ/ラロトンガ航空、ホノルルからハワイアン航空で来る手も。)

ラロトンガ航空便(見切れていますが左)、ハワイアン航空便(右) @ラロトンガ空港

ラロトンガ島からはラロトンガ航空が国内線を出していますが、定期就航便があるのはアイツタキ島のみ(同じ国内ですが往復600-700ドル程度かかるため泣く泣く断念……。)。それ以外の島へのアクセスにはチャーター便や不定期航路などを用いるしかなく、観光での短期滞在だと訪問は難しいです。

通貨とお金事情

通貨はニュージーランド・ドルです。が、クック諸島限定の硬貨や紙幣も存在します!

クック諸島の2ドルは三角形△

空港に両替所や銀行はないので要注意。ATMがあるので海外キャッシング対応のクレカやニュージーランドの銀行のカード等があればお金を引き出せますが、手数料を取られるのでお勧めしません……。(私は5.5ドル取られました、しくしく)
来る前にオークランドなどで両替を行うのがベストです!

街中には両替所や銀行があります。ニュージーランドやオーストラリアに拠点を持つANZも中心部にあるので、ANZの口座を持っている人はそちらから引き出すと便利です!

中心部にあるANZ。
他のATMは現地の銀行のもので、手数料が取られてしまいます……!

ある程度の規模のお店だとカードが使えることも多いですが、マーケットでは基本現金のみ。それ以外でもカードが使えないお店や施設も結構あるので現金は気持ち多めに持っていく方が良いでしょう。

サタデーマーケット☀️

物価についてですが、結論から言うと残念ながら貧乏旅行向けの島では無いです……。数々の魅力的なアクティビティを損切りしてお金をセーブしたのに、だいぶ痛い出費になってしまいました。
目安としては、アクティビティはものによりますが$100-200取られることはザラです。外食は$10-20(マーケットの屋台や安めのテイクアウトのお店)、$20-40(ちゃんとしたレストラン)程度。自炊をするにも食料品の多くが輸入品なので気をつけないとお金がかさんでしまいます。

屋台で買ったフィッシュカリー、$10
現地で取れるだけあってバナナは安い…!
でも他の野菜はNZの数倍なことも。
皆さんお馴染みのコーラ、$5

宿泊

お金に糸目を付けなければ(笑)困らないと思いますが、安い料金を狙うなら早めに取らないとすぐ埋まってしまうので注意です。2人1泊100ドル位からが目安な気がします。

が、貧乏旅行者や学生旅行者にとっては苦しいところ。ましてソロトラベラーなら尚更です。
そんな我々の味方、バックパッカーズがラロトンガ島にもあります!私は今回1泊50ドルで止まりました。(残念ながらもっと安いドミトリールームは問い合わせした時には既に埋まっていました。)

しかし、バックパッカーズあるあるで設備や清潔さ、便利さなどにおいては普通のホテルと比べてかなり劣ります……。また、私もそうなのですがほかの宿泊者との交流を特に望んでいない場合は正直しんどいと思います。笑

今回の滞在中困ったのは

  • 共用スペースが部屋の真隣…他の宿泊者が深夜までパーティーをしており、夜2:40に起こされました。地獄。

  • 誰かが水道を使う度にノイズが発生して部屋まで聞こえる

  • バスシャワー共用

  • フロント対応時間が午前9-11時のみ

  • 部屋中虫大量発生…沢山虫に刺されてしまいました……熱帯ということで虫刺されは感染症等の懸念もあります。もっと虫刺され対策しっかりすべきだったけど、それでも限度がある発生量でした。

    というところです。(ほんとうは、挙げればもっとキリは無いのですが……!)
    正直安物買いの銭失いになるよりはちゃんと高いところを取った方が良いと思います。

泊まった部屋はリアルにベッド(と申し訳程度の机2つ)だけでした。うーん。

通信

安めのホテルだとWiFiがないことも多め(私が泊まったところにはありませんでした)&ラロトンガ島に300箇所あるとされているWiFiも正直不十分なので、現地SIMカードを買った方が便利です。

クック諸島でモバイル通信を提供しているのはVodafoneのみ。旅行者向けには$49/10GB/15日のプランと$69/20GB/28日のプランがあります。(期間の割に高すぎる……独占の弊害。)

空港や街中のVodafoneのお店でSIMカードを購入することも出来ますが、規模が小さいため(特に空港の支店はカウンターが一つだけで結構並んでた……!)、事前(あるいは入国審査の待ち時間)にeSIMを購入しておくことをおすすめします。

eSIMの購入にあたってはパスポート写真ページの提出指示に従って自撮りが必須。②が曲者で私は何回も引っかかってしまいましたが、通りさえすればすぐ認証されました!

Vodafoneのアプリをダウンロードすれば一目で残量が確認できて便利です。

交通

ラロトンガ島の場合、島を一周するバスが通っており、時計回り(Clockwise)は1時間に1本、反時計回り(anti Clockwise)は2時間に1本ほど。(曜日により運行時間が違うため注意!)

「Transportme」というアプリでいつでもバスの現在地が確認できて便利!(時間外のスクショのため、肝心の位置が表示されてません……ごめんなさい!)

料金は距離を問わず1回5ドルですが、観光で滞在する場合は10回回数券(35ドル)を買った方がお得だと思います。

決まったバス停はなく、乗りたい時にはバスに向かって手を挙げ、乗車時にどこで降りるか伝えておくか降りたい時に運転手に主張することで降りられます。

バスの大半は日本からの輸入品!
日本を思い出すシートや「自動扉」の文字に思わず日本にいると錯覚しそうになります。

レンタカーやスクーター、自転車を借りることもできます(レンタカー/スクーターは免許が必要なため注意!)。私が泊まったホテルの場合レンタカー$50、スクーター$20、自転車$15でした(一日あたり)。他のお店については調べていませんが、相場はだいたいこのくらいのようです。

タクシーサービスもなくはないようですが今回は空港送迎以外で使っていないため割愛します。

入国審査

日本のパスポートを保有している場合はビザは不要です。但し、帰りの航空券と宿泊先の証明書は忘れないようにしましょう。(私の場合提示は求められませんでしたが、入国時に必要との標識やアナウンスはありました。)

機内で入国カードが配られるので、入国審査の時までに記入しましょう。

個人情報保護のため白塗り部分が多くすみません🙇‍♀️
裏面は検疫/税関申告書が中心

書く必要があるのは以下の事項です。

  • フライトナンバー、座席番号

  • 名前(苗字→名前の順なので注意!)、パスポート番号、国籍、誕生日

  • 職業(私は休学中とはいえまだ学生なので「STUDENT」と記載)

  • 住所(私は日本の住所を記載)

  • 電話番号(私は日本の番号を記載)

  • メールアドレス

  • 滞在ステータス(短期滞在の場合は「Visitor」にチェック)

  • 滞在期間/目的(観光の場合は「Holiday/Vacation」)、出国便のフライトナンバー

  • 宿泊先名称/住所/ホストの名前/連絡先

  • 過去40日以内に滞在した国(裏面)

  • 検疫・税関申告書(裏面。海外で動物と接触したか?制限物の持ち込みはあるか?など。指示に従ってYes/Noを付ければ大丈夫です。)

住所や電話番号はマスの数を超えてしまうと思います。私自身マスの数を超える状態でしたが、詰めて書いたところ問題ありませんでした。

宿泊先は住所がサイトを見てもよく分からなかったため名称以外空欄で出しましたが、問題なく通りました。ホテルではなくAirBnBやCouch Surfingなどの利用の場合は全ての点をしっかり書く方が望ましいと思われます。

必要情報/書類が揃っていれば入国審査はスムーズに通過できると思います。私は1人旅行だったので、「Why are you traveling alone?」(なんでひとりで旅行してるんや!)と詰められて激焦りしましたが、「Sightseeing!😭」(観光!泣泣泣)と連呼していたら通れました。(日本人女性の一人旅、ハワイなどではパパ活や風俗目的が多く取り締まられがちと聞きますがその類だったのでしょうか……?正直そういうことする連中はクック諸島なんて知らないと思うのですが)

入国審査後は預け荷物を受け取って検疫・税関チェックへ。特に申告するものがない場合はすぐ通過できますが、食料品やアウトドア用品の持ち込みなど申告事項がある場合は追加で検査を受ける必要があります。

入国審査が3,4レーンほどしか無かったため大混雑で、飛行機が到着してからここまで2時間ほどはかかってしまいました…!くれぐれも時間には余裕を持って。

余談:空港送迎に連れ去られた

私は荷物がそこまで多くなかったので空港からバスで移動するつもりだったのですが、出口を出てすぐのところで全ての人に「どこに滞在するの?」と尋ねる係の方がいらっしゃり無理やり空港送迎($20で号泣、バスなら$5なのに!)を手配されてしまいました。
バスなどで移動したい人は強い意志を持って振り切らないとこのような事になるので気をつけてください。(1敗)

次回は本編・観光の巻!

ここまで私の体験談を交えたクック諸島基本データをお送りしました。次回はいよいよ本編、観光記です!お楽しみに。

海、海、海ー!

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