
『0.1』 この一歩は小さいが…
こんにちは。
今日もカンボジアのおへそからSambor Villageです。
今年もついにこれが出ました!
毎年1月に発表される、 booking.comのTraveller Review Award。
過去3年のレビューの蓄積が反映される、お客様のリアルな声です。
スコアがすべてではない。断じて。
レビューには表れないけれど心に残る“記憶の中の瞬間“は溢れるほどある。
同時に私たちが届ける空間と時間に対する、数少ない“目に見える指標”です。
2023年の集大成とも言えるReview Award の結果は…(ドラムローーーーール)
どどん!

いえーーーい!過去最高。
昨年の8.7を更新です。
そして、booking.comのレビューは過去3年分。
つまり今回はコロナ期からコロナ後も含めた評価となりました。
2015年以降、長く8.0点代の階段を一段一段上がってきていたSambor Village。 ついに歴代最高の8.8。そして、短期の目標である9.0の世界が近づいている…!
よし、よしよしよし、よーし!!
素晴らしい。でも、まだいける。我々はまだまだいけるね!と一時帰国中の日本から皆にエールを送り、給料とは別に$8.8を入れた封筒をひとりずつに用意して、みんなでお祝いしたのが2024年1月の終わり。
そして、迎えた2月のはじめ。
なんと『8.9』になりました!

わお…
ほんとにワオだよ!!
しかも、この期間は私が家族のために3ヶ月日本に帰国している最中。
こんなに長く現場を離れているのは初めてです。
泣ける…私のいない間にも、あなたたちはこのSambor Villageを守ってくれている。しかも、ただ守るだけじゃなくて、そこでの時間をさらにゆたかなものにしてくれている。
こんなありがたいことって、あるんだろうか。と、雪の日本で心が震えた。
それを話した知人にも「そんな夢物語みたいなことある?」と言われた。
でも、本当に起こったんです。
次の0.1に向けて
いよいよ本当に9.0の背中が見えてきた。
いや、9.0はあくまで目に見える数値であり、これから続いていく伝説の入り口で、その先に一緒に見たい景色がある。
これだけ思いのこもった彼らの仕事に、私も応えねば。
ということで、カンボジアに戻った直後のスタッフミーティングにて。
2025年1月、Sambor VillageのReview Awardは9.0を超えます。
そのことにみんなが驚く。その名を知られるようになっている。
観光集中地ではない地方の、
個人資本の小さな規模で、
全員バイク通勤15分圏内のローカルメンバーのみのチームで、
今の世の中に価値ある時間と喜びとあたたかさを生み出し続ける。
そういうホテルとしてbooking.comのレビューアワード9.0超えを実現する。
今は、私たちがSambor Villageで働いていますとカンボジア国内で言っても
へえぇ、そうですか。どこの村ですか?と聞かれる始末。
でも、2025年1月にSambor Villageで働いていますといった時、目の前の人は
「え、ほんとですか?!知ってます。あのSambor Villageですよね・・!」
と答えてくれる。
変化していく時代の激流のなかにある小さな小さなひとつの石。
でも、その石は小さいけどぎゅっと詰まってて揺るぎない。
9.0という評価は、私たちにきっとその揺るぎなさをもたらしてくれる。
うちのチームの中では、文章にして配布とか目標数値をホワイトボードに記入とかは基本機能しないので、ミーティング中に、いくつかの“驚いた相手の反応パターン“を演じてみる。
え?Sambor Villageですか?聞いたことありますよ!
え?ねぇ、この間、友達が行ったって言ってたのSambor Villageだよね?!
え、ほんとですか・・?すごい・・握手してください(大袈裟w)
でも笑いながらやってるうちに、なんとなくもうそうなっている気がしてくる。
私たち、Sambor Villageの人です。っていう空気感。
想像力とEQがゆたかなこの地の人たちには、イメージと空気で共有するのが最も大切で、1番の近道。
あと、0.1。
この一歩は小さいが、このチームにとっても、このコンポントムの町にとっても、きっと見えないさざなみのような影響をもたらす。
さあ、みんなで。もう一歩先へ。
2024.2月末 給料日の出来事