重慶小麺
目的地の長春へ着き、ホテルにチェックインして、明日早朝の高速鉄道(新幹線)の切符を取りに長春駅へ向かった。駅へは、ホテルの最寄り駅から地下鉄で2駅。あっという間に着く。
切符の引き取り(購入自体は事前にネットで行った)など明日でいいと普通は思うが、中国の切符売り場はとにかく混む上、発車の少なくとも30分前にはすべての手続きを終えて、駅構内の待合室に着くべきという暗黙のルールがある(多分)。
駅へ向かう地下鉄の始発は5時33分。高速鉄道は6時48分発だったので、念のため前日に来て切符を取っておいたのだ。
さて、今回のひとり飯は、長春駅の駅前広場にある重慶麺館で重慶小麺(14元=236円)をいただいた。
激辛料理で有名な重慶(以前は四川省だった。その後、直轄市に格上げ)の小麦麺。小麺とはミニサイズという意味ではなく、「素朴な」とか「質素な」という訳が適当だと勝手に思っている。
▲重慶小麺
ずっしりという表現がふさわしいほどの大量の麺に、赤唐辛子、青唐辛子に肉味噌、大豆、パクチーがのっている。山椒も入っていて、麻(山椒、しびれ)と辣(唐辛子、辛味)が追いかけっこしながらやって来る。
一方、出汁はさっぱりで、どちらかといえば、唐辛子の味で食べるというところが、中国ならでは。
料理としては、お世辞にも美味しいとは言えなかったが、吉林の男たちに囲まれながら麺をすするのは、期待していたシチュエーションでもあり、十分満足した。
▲この店の全メニュー