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(洋書)マイケル・E.ガーバーの『The E-Myth Pest Control Business』を読んで実践中(1)
著者:マイケル・E.ガーバー
先日、ビジネスコミュニティ「カッコイイ大人」の経営塾で「他人に仕事を任せる方法」について学ぶ機会がありました。その中で話題に上ったのが、マイケル・E.ガーバーの名著『はじめの一歩を踏み出そう』です。
その延長で最新作を探してみると、2023年に出版された『The E-Myth Pest Control Business: Why Most Pest Control Businesses Don't Work and What to Do About It』があることを知り、早速挑戦してみることにしました。
英語で読むのは骨が折れますが、この本が提供する洞察は、それを上回る価値を持っています。
「変わりたい、でもどうすればいいのかわからない」、そんなあなたに向けて、私が感銘を受けた学びをお届けします。
学びのポイント
1. システム化が成功の鍵
本書は害虫駆除ビジネスをテーマとしていますが、その内容はすべての業界に適用可能です。ガーバーは、個人のスキルに依存しない「再現性の高いビジネスシステム」を作る重要性を強調しています。技術職や職人仕事は、つい「自分がやらなければ」と考えがちですが、ビジネスを成長させるためには業務の標準化とシステム化が不可欠です。
マクドナルドのようなモデルを引き合いに出し、以下のような具体的なステップが示されています:
業務の細分化と文書化:電話対応や現場での作業プロセスなど、すべてのタスクを明確に。
定期的な最適化:一度作ったシステムも継続的に改善し続ける。
自動化の活用:テクノロジーを取り入れ、繰り返しの業務を効率化する。
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この視点は、自分が深く関わっているAI開発や下請け仕事でも直接役立つと感じました。
2. プランニング・トライアングル
成長するビジネスの基盤として、本書は「3つの計画」の重要性を説いています。
ビジネスプラン:会社の目的やビジョンを明確に。ここが曖昧では、方向性を見失いがちです。
サービスプラン:具体的にどのような価値を提供するのかを定義。これにより競争優位性が明確になります。
コンプリーションプラン:誰がどのようにサービスを実行するのか。これを具体化することで、業務がスムーズに流れます。
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この「プランニング・トライアングル」は、現在の業務にそのまま適用可能なフレームワークだと感じました。
3. 経営の本質:システムが人を助ける
ガーバーが繰り返し強調するのは、「人を管理するのではなく、システムを管理する」という経営の原則です。これは従業員に依存するビジネスではなく、一貫性のある結果を生み出すための方法です。
特に小規模なビジネスでは、トップの能力や努力に依存しがちですが、これが限界を生む原因になることが本書を読んで痛感しました。
感想と実践
本書を読んで、現在の業務やプロジェクトを見直すきっかけになりました。以下は自分なりの気づきと今後の取り組みです:
業務を毎週点検する:標準化や自動化の進捗を確認し、改善を続ける習慣をつける。
優先順位を見極める:利益に直結しない業務は思い切って断る勇気を持つ。
時間の質を上げる:浮いた時間を使ってスキルアップや新しいアイデアの発掘に注力する。
英語での読書は時間がかかるものの、この本が提供する「経営の哲学」や「システム構築の具体策」はすべてのビジネスに役立つ内容です。まだ途中ですが、読み進めることでさらに自分の働き方や考え方が変わる予感がしています。
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