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『アート脳を読む』その3 〜健康でいたいなら、下手でも踊れ〜

「大人になって踊る機会なんて、ほとんどないよなぁ」と思っていた私ですが、この本を読んで考えが変わりました。どうやら健康を保ちたいなら、下手でも踊ればいいらしいのです。
マンボでもムーンウォークでもいい、踊ることで体も心も整うとのこと。
ここで紹介されていたのが、13世紀ペルシアの詩人ルーミーの言葉。

苦行のために踊れ。傷をむき出しにするために踊れ。戦いのさなかに踊れ。自分の血にまみれて踊れ。完全な自由になったときこそ踊れ。

アート脳

力強い言葉ですね! これをきっかけにルーミーについて少し調べてみました。

ジャラール・ウッディーン・ルーミー(1207年-1273年)は、ペルシアの偉大な詩人であり、スーフィズム(イスラム神秘主義)の導師。彼の語録は、神秘主義的な思想や宗教的寛容、自我の解放をテーマにしたもので、普遍的な精神性に満ちています。
例えば:
無一物の道:「この道に身を投ずる者は、すべて心に願うことを叶えられる」

  • 外面と内面:「外面(おもて)は内面(うち)の標識」

どれも深く考えさせられる言葉ばかりです。

『アート脳』は、アートの話から健康、そして哲学的な方向へと思考を飛躍させながら進みます。読んでいると、まっすぐ掘り下げるというより、斜めに深く切り込んでいくような感じ。

気になる箇所を実践しながら読むと、なかなか先に進めないのですが、そのプロセス自体がアートを生み出している気がします。読むことが、考え、動き、そして創造につながる…そんな感覚です。

まだ本の半分。じっくり時間をかけて楽しんでいます。

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