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「片付けは整理9割、収納1割」を読んで、2週間掃除と整理に明け暮れていました
📖 著者:井田典子
毎日1〜3冊の本を読んでいる私ですが、これまでは感想を書くだけで終わることが多く、実践に移すことが少なかったように感じていました。そこで、読んだらすぐに実行し、さらにもう一度読み返して実践を繰り返すスタイルに変更。今回は、この本をきっかけに2週間、片付けと掃除に没頭しました。
紹介する 「片付けは整理9割、収納1割」 は、他の片付け本と比べて126ページと薄めですが、その一言一言がずっしりと重い。「ああ、今まで私は間違っていたんだ」と、何度も殴られるような衝撃を受けながら掃除と片付けに励みました。
刺さった言葉
「買う=処分する責任も買う」
何でも手軽に手に入る時代だからこそ、この言葉は深く刺さりました。買ったものには「処分する責任」もついてくる。この視点はまったく持っていなかったのですが、確かにその通り。
さらに、本書の中で「収納を増やさない」「収納用品を買い足さない」という考えに触れ、私はすぐに行動開始。収納グッズに詰め込んでいたもの、収納の影に追いやられていたものを次々と処分しました。
「これを持っていれば数万円の価値があるかも…」と思っていたものも、「売れるかどうかよりも、今この空間をスッキリさせることが大事」と考えを切り替え、思い切って捨てました。これに2週間かかりましたが、確実に自分が変わったと実感しています。この本は「読めば変われる」のではなく、「実践すれば変われる」 本でした。
収納のルール(キン・コン・カン)
キン(近く)
→ 使う場所の近くに収納する。
コン(コンパクト)
→ 小さく・薄く・コンパクトにまとめる。
カン(簡単)
→ 引き出しや扉を開けたら、ワンアクションで出し入れできるようにする。
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この「キン・コン・カン」のルールを意識するだけで、モノの収納が格段に楽になりました。
他にも実践したポイント
キッチン
カテゴリごとに整理
レギュラーアイテムを厳選
ストックは食べきれる分だけ
書類
届いたらすぐに大仕分け
袋から出す
「いる」「いらない」を明確に
衣類
持ち数を把握
「今着るもの」だけを厳選
収納は一目で分かるように並べる
我が家の場合、キッチンはすでに必要最低限しかなく、書類は ScanSnap でデジタル化し、私の場合は衣類も現在4着(昨年の夏では1着)なので問題なし。
最後に
本書の 「あとがき」 にあった言葉が、特に衝撃でした。
「ちょっと便利そう」なグッズをむやみに買って、不用品の隙間で暮らすことのないように。一人ひとりが知識を意識に変えなくてはならない。
「不用品の隙間で生きていませんか?」
「知識を意識に変えていますか?」
この一言がズシンと響きました。どんなに自己啓発本を読んでも、知識を得た気になるだけでは意味がない。実際に行動しなければ、いつまでも「不用品の隙間で生きている」ままなのです。
少しでも「片付けなきゃ…」と思っているなら、ぜひこの本を読んでみてください。そして、実践してみてください。読んで終わりにしないこと。それこそが、本当に自分を変える唯一の方法だと感じました。
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