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【歌詞和訳】 ウェストサイドストーリー『Something Coming』

Could be . . .
そうなのだろうか?
Who knows? . . .
誰にわかるだろう

There's something due any day—
今にも何かが起こる
I will know right away,
僕にはすぐ分かるはず
Soon as it shows.
それが現れたらすぐに

It may come cannonballing down through the sky,
それは空から砲弾のように落ちてくるかも
Gleam in its eye,
その目に閃光をたたえ
Bright as a rose.
バラのように明るく

Who knows?
さあどうだろう

It's only just out of reach,
それはすぐ手の届く場所にある
Down the block, on a beach,
角のそばに、浜辺に
Under a tree.
樹の下に

I got a feeling there's a miracle due,
なにか奇跡が起こる予感がしている
Gonna come true,
それが叶う
Coming to me!
僕に起ころうとしている!

Could it be? Yes, it could.
そういうことなのだろうか?そうかもしれない
Something's coming, something good,
何かが来ている、何か良いことが
If I can wait.
もし僕が待つことが出来れば

Something's coming, I don't know what it is,
何かが来ている、僕には何かは分からないけど
But it is gonna be great!
でもそれは素晴らしいものだろう!

With a click, with a shock,
カチッとした音で、衝撃で
Phone'll jingle, door'll knock,
電話は鳴り、ドアはノックされ
Open the latch.
掛け金を外すんだ

Something's coming, don't know when, but it's soon;
何かが起きる、いつかは分からない、でももうすぐ
Catch the moon,
月を掴め
One-handed catch!
片手で掴むんだ!

Around the corner,
曲がり角で
Or whistling down the river,
川で聞こえる口笛で

Come on, deliver
さあ来い
To me!
僕に届けろ

Will it be? Yes, it will.
そうなのだろうか?そうだろう
Maybe just by holding still,
恐らくじっとしていれば
It'll be there.
そこに現れるだろう

Come on, something, come on in, don't be shy,
さあ来い、何か、入ってこいよ、恥ずかしがるな
Meet a guy,
俺に会え
Pull up a chair!
椅子を引け!

The air is humming,
空気が教えてくれている
And something great is coming!
なにか素晴らしいことが起ころうとしている!

Who knows?
さあね
It's only just out of reach,
手が届くまでもう少し
Down the block, on a beach,
角のそばで、浜辺で
Maybe tonight . . .
恐らく今夜…
Maybe tonight . . .
今夜
Maybe tonight . . .
今夜こそ

あらすじ

ドクのお店でトニーがハシゴを滑らせながら高らかに歌い上げる曲です。

何かが起きる、その予感が彼の独特なフレーズにて歌われます。

基本的な内容は「何かが起きる」、そのタイトル通りですが、
それが彼独特の言葉遣いによって生き生きと表現されています。

このSomething's Coming、何かが起きるの「何か」は、結果としてマリアとの出会いによって結実します。
それがマリアとのデュエット”Tonight”にも歌詞として現れてきます。

Today, all day I had the feeling
今日、一日中こう感じていた
A miracle would happen
何か奇跡が起こると
I know now I was right.
今、僕は正しかったと知った

”Tonight”の和訳はこちら

まさしく、このトニーの「予感」は的中する訳ですね。
今夜何かが起きる、それがマリアとの出会いだった訳です。

そしてそれは、このウェスト・サイド・ストーリーが描くたった二日間の、一日目の夜の出来事なのです…。


語句解説

due 形容詞 ~する予定、もうすぐやってくる

There's something due any day—
今にも何かが起こる

something + 形容詞で「何か~なもの」です。
dueには名詞で「締切」という意味もありますが、今回はsoemthingの後に来ているので形容詞として使われているのが分かります!
形容詞として使われているのは初見だったのでピックアップしてみました!


cannonball 動詞 弾丸のように速く進む

It may come cannonballing down through the sky,
それは空から砲弾のように落ちてくるかも

はい、聞いたこと無いですね笑 日本語で発音すると「キャノンボール」。何故かガンダムのボールを思い出したのは僕だけでしょうか?(僕だけです)

ああ懐かしの初代ガンダム

何かが凄いスピードで進むイメージですね!


gleam 名詞 かすかな光, 閃光

Gleam in its eye,
その目に閃光をたたえ

はい、これも初見でした。動詞として「かすかに光る」という意味もあるそうなのですが、ニュアンスが分かりづらいのでOALDで調べてみました。

to shine with a pale clear light

OALD

青白く明瞭に光る、という感じでしょうか。
語句の意味がいまいち掴みにくい場合は英英辞典で調べるとニュアンスが掴みやすいのでオススメです!


latch 名詞 掛け金

Open the latch.
ドアの掛け金を外すんだ

そもそも掛け金とはなんぞや!という話ですよね笑
画像検索したのでご覧に入れましょう!これです⇩

よくドアに付いてるアレだった

Phone'll jingle, door'll knock,
電話は鳴り、ドアはノックされ
Open the latch.
掛け金を外すんだ

Somethingー何かが音を立てて近づいてくる感覚をトニーはこう捉えているのですね!


今回はここまでです!
また次の投稿でお会いしましょう(`・ω・´)ゞ

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