KATSUMIになりそうだった美容室

どうも、わたしです。

美容室に行ってきたのですが、いつも思うんです。イケメンには見せたくない姿だなぁと。あんなターバンもといタオルを巻かれ、白や黒や銀色のマントを着させられた姿が美しいのはほんの一部。

あの場は最後にタオルやマントを取られた時が完成形で決して途中経過に「なりたい姿」はないのです。

それを重々承知のまま行くのですが、いつも途中経過が気になって仕方ありません。

「この前髪は切りすぎなんじゃないか」

「なんだか長いんじゃないか」「短いんじゃないか」「失敗じゃないか」

心配がいつも頭をよぎります。そんなとき私は

「これ大丈夫なの???????」と聞いてしまうのです。

その度に美容師に怒られるのです。そう、それは途中経過であって完成形ではないから。「黙っててもらえますか!」と。

しかしながら先日はパーマネントを当てたため、心配よぎるタイミングが何度となくやってきます。ロットをたくさん巻き、パーマ液を掛け、シャンプー台に行き、鏡の前に戻る。

その時です。私の目の前に現れたのは・・・・

「KATSUMI・・・・」

90年代後半にかけて活躍した(現在もご活躍中です)KATSUMIが目の前にいるのです。もちろん心に留めて置く事はできませんでした。

「KATSUMIじゃね?」

いや、そんな事ない。美容師が切る前にイメージ写真を見せてくれたが決してCDのジャケじゃなかったし私が知っている、「ツアーは必ず茨城から!」のKATSUMIでは無かったはず。我ら茨城県民のKATSUMIでは無かった

しかしながら一瞬でもそう思ってしまうと私のスマホはKATSUMIだらけ。

今現在はどうなんだろう?今でもツアーは茨城からスタートしているのか?それよりなにより今もパーマネントを当てているのだろうか?

様々な施しを受けている頭よりKATSUMIが頭を占めていきます。

「あれはソバージュですよ」

美容師に言われ、私がソバージュではないとの確約が取れたのでほっとする。そう、私をKATSUMI(90年代の)にするような美容師なら頼みもしないんだ!大丈夫!

結果、タオルとマントを取った私はKATSUMIの「KA」の字もない髪形になった。気に入っている。

しかし!だ。これから毎日シャンプーを終えると鏡の中には彼がいる。これはパーマネントが取れるまで続くのだ。もう新曲とか聞いちゃおうかな~イケオジになってたもんなぁ~とか思い始める。

しかしながら私は根っからのロックとテクノの人である。聞かないと思う。ごめん、こんなに沢山書いたのに。KATSUMIさんよ。

最近ホント、90年代の知識がぽいぽい出てくるから困る。もう少し現代的な芸能人もいるではないか。勉強しよう。

皆さんも美容室で決して途中経過に疑問を持ったり文句を言ってはいけない

KATSUMIに囚われてしまうから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?