自己紹介 42歳なのに②
そして私はとても短い間でしたが、大黒ふ頭で働くことになりました。
それは大きな大きな倉庫でした。今ほど夏が辛いわけではありませんでした。
そこには弊社社員とバイト、そして倉庫の人々がおりました。
1. フォークリフト何十年のベテランおじさん
2. 競馬と酒を取り上げたら何も残らそうなおじさん
2. 炊飯器で昼にご飯を炊くおじさん
とにかくおじさんに囲まれた20代前半でした。
フォークリフトのおじさんは一度、積み上げた箱を崩してしまったことがあったのですが、その時は誰も慰められないぐらいにへこんでしまいました。それがプロってやつなんだろうなぁと。
競馬のおじさんは「ねぇちゃん、競馬賭けろよ、100円だけさ。負けたら返すからよ」と謎の賭けをさせられました。翌日100円は返却されました。
炊飯器おじさんは電気代がすごい!ということで会社から怒られて炊飯器(5合炊き)を持ち帰りました。
そんな素敵な環境でしたが私は東京湾を半周する生活と将来に不安を感じずにいられませんでした。
*競馬おじさんの一人は一度倉庫のデリバリーカレー(500円)をおごってくれたこともありました。とても鼻高々でした。
大黒ふ頭の時代にあの、911がありました。それはまた。
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