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2022年 参議院議員選挙を終えて

2022年06月22日公示 07月10投開票であった参議院議員選挙が終わり、私がこれまで「公党として認めてはいけない」と主張してきたNHK党は比例代表で1,253,875票を得票し1議席を獲得、比例得票率2.4%となり、2028年まで公党期限を延ばすことに成功しました。

選挙期間中、私の呼びかけに応じてくださった皆様、共感して声を上げてくださった皆様に、心より感謝を申し上げます。

私が訴えたかったこと

私が今回の参院選で皆様に訴えたかったのは、例え目的がどうであれ、「法や人権を蔑ろにしてまで炎上商法で話題を作り、一時的にでも人目を引くことで票を得ようとするやり方をする集団を公党として認めるようなことはしないでほしい。」というものでした。
自分自身が認めていなくとも選挙にはマイナス票というものは無いため、自分以外の人の票を打ち消すことはできません。

例えば、自分が他党へ投票すれば「他党1票、NHK党0票」自分以外の1人がNHK党に投票すればそれだけで「他党1票、NHK党1票」になります。これが100人中の99人が認めないと思っていても「他党99票、NHK党1票」であり、99人の内の1人が心変わりをするだけで「他党98票、NHK党2票」、この割合が全投票者に拡大されるだけで政党要件を満たし、さらに3年間の公党期限を延長する2%の達成となります。

2人の側の人々の多くは、一般的に「だめ」と思われていることを知らず、一時的な話題性と突発的な意外性に惹かれてしまうためそれまでの経緯も知らぬまま投票行動を取るものと思われます。(これまで見続けてきた私個人の意見です)これを防ぐためには、98人の側の人々に自身の支持政党に関係なく「これは認めてはだめだ」と声を上げてもらい、その中の誰かの「それはだめだよ」という声が届き、その声に気付いてもらうことでしか他の2人に再考を促すことはできないと私は考えました。

しかし、投票日前までにその声の輪は世間に響き渡るまでには広がらず、参院選の投開票が終わるまで大手メディアはほぼNHK党の話題を取り上げることがなかったため、これまでの事実・経緯は十分に世間には周知されませんでした。98人の側の人々でさえ声を上げる必要性に気付いてくれたのは、投開票が進みNHK党に比例当確が出てからでした。

今回の私の訴えが広く皆様に響かなかったことについては、私自身の力の無さであり、不徳の致すところと自覚しております。
ご協力くださった皆様には、お手数をおかけしましたことをお詫びするとともに、改めて感謝を申し上げます。

▽ この参院選で私が訴えていたこと

匿名で活動をする拘り

以前より、「本当に訴えたいことがあるなら匿名ではなく身分を明かしてやるべき」というメールやTwitter DMなどをいくつか頂戴しております。
自分の氏名や職業などの身分を明かして活動をするほうが説得力が増し、また信用も得やすいことは重々承知しておりますが、匿名に拘る理由は大きく2つあります。

私が匿名であり続ける理由の1つは、NHK党界隈名物とも言われる ”嫌がらせ” 対策であるためですが、NHK党 及び 立花孝志氏の活動に警察が介入をした頃を境に、今では ”嫌がらせ” は随分と減っています。メールやTwitter DMでの嫌がらせメールはそれなりに送られてきますが、迷惑メールと同じ扱いをしているのでそれほど気にはなりません。

最大の理由である2つ目は、立花孝志氏をはじめNHK党関係者らが批判者に対して頻繁に言っている「匿名ではなくて身分を明かして言って来い」という主張に対する反発の意味で匿名を続けています。
法に触れることなく、罵詈雑言や誹謗中傷の類でなければ身分を明かす必要などは無いはずで、選挙での投票が匿名であるのと同時に、投票の逆に位置する批判だけが匿名であってはならない道理は無いと私は考えております。
現在の日本のSNSの多くは匿名活動が主流であり、支持者の多くもまた匿名が大半で応援活動を行っているのが現状です。ならばその逆の批判活動も匿名で認められるべきです。

世間に名の知れた著名人の方々は、顔も名前も知れていることで影響力もありますが、反感を買ってしまうときのリスクも大きく、安易に他者の批判ができないことは想像に難くありません。

以上のような理由から、私自身が匿名のまま、匿名の皆様とともに声をあげることで訴えを響かせることができるよう努力して参ります。

可能性の片鱗

参院選の投開票終盤、NHK党に比例代表での当確が出た後からではありましたが、NHK党に対する批判の声が多く上がりました。「こんなのが当選する国は終わっている」「有権者はバカなのか」などの声がTwitterでは多く見られました。

「なぜ投票日前に声に出して言ってくれなかったのか」と、私はそれを眺めながら思っていました。今回私が訴えていた内容の中には、「放置・無視は黙認と同義」というフレーズがあります。自分自身は「だめ」とわかってはいても、知らない人にはわからないことであり、放置・無視をするということは、知らないままの人の行動を黙認するのと同じなのです。
その結果、NHK党は1議席を獲得し2%を達成しました。

しかし、後の祭りとも思えるこの批判の声は決して無駄ではないと私は考えています。放置・無視をしているとどうなるのか、それに気付いてくれた人々が少なからずおられるはずです。次の大きな選挙は国政選挙ではありませんが、2023年に統一地方選挙があります。今度は後になって悲観せずに済むよう、多くの皆様が事前に声を上げてくださることを願っています。

「法や人権を蔑ろにする方法で公党として維持され続けることは許さない」と、有権者の皆様が民意を示してくださる日が来ることを願っております。

また、今後は少しずつではありますが、Twitterは記事紹介の投稿以外でも使っていくことを考えております。もし見かけることがありましたら、よろしくお願い致します。

最後に、この参議院選挙でご協力くださいました皆様に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


2022年 参議院議員選挙を終えて(終)