在宅勤務で変わったこと その1 苛々しきい値ダダ下がり問題
3月から原則在宅勤務になり、最近は週に1~2回出社することもありますがそれでもまだまだ原則在宅勤務です。
まる4か月が過ぎ、あらためて、自分の変化を整理してみようと思います。
1.対人ストレスが減ったように見せて、苛々までのしきい値が下がった
満員電車でのストレス、一斉に動き出すランチタイムの行列混雑などから解放され平和になった一方で、前ならイライラするまでもなかったこと達にイライラしてしまいます。
もちろん、トータルのストレスは減っています。
けれど、『あぁ、自分がイライラしているなぁ』と気付くことは明確に増えました。
そこで、『これまでは感覚がマヒしていたのだ』と気付きました。
ド田舎から東京に状況してきた10代、電車のドアがボタンを押さなくても毎回開くことに驚き、水のまずさに戸惑い、渋谷のルール皆無な人の流れに憤り、キャッチの多さに疲弊していた毎日。
10年過ぎたあたりで、気付けば通行人に対して「人である」という意識よりは「動く障害物」という感覚が大きくなってました。
うまくさばけたら1up、みたいな感じです。
そう思うと、マヒが解けはじめたのは良いことでもあります。
が、お隣さんがベランダで吸うたばこの流れてくる臭いにイライラしたり、
古くなった蛍光灯を替えたらその明るさに対してイライラしたり
前ならそこまで気にならなかった問題に対して、イライラしてしまうことが非常に、なんというか、、、悔しい?のです。
自分でも受け入れがたいこの「しきい値ダダ下がり」問題。
ストレスが減ると小さなイライラが増える。そして自己満足度が下がる。この相関関係というか因果関係というかが悩ましい。
そんな中、制限解除された6月。
小さなイライラが積もり重なっている家にいるのが堪えられず、週末に銀座のホテルステイへいきました。
土曜の朝から月曜の朝まで、ひたすらホテルの部屋で籠ってゲームをする日々。
そうしてみたらホテルではイライラすることが本当に少なかったのです。
ホテルというのは(馴染まないパジャマの着心地以外は)本当に快適に作られているのだなぁと実感しました。
あの環境を日常で作れたらきっと私の生活はさらに平和で穏やかなものになる一方
イライラのしきい値は今以上に下がり、そんな自分に満足度が下がってしまうでしょう
だったら今のままがいいのか?
満員電車に慣れてた頃の方がイライラしなくて幸せだったのか?
簡単には答えが出ない問いを、毎日こねくり回せている今は、きっと平和で幸せなのだと思います。
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