サマーステーキ

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第六話「明るい夏美 泣き虫夏美」

私は言った。 「夏美ちゃん、今度からなっちゃんって呼んでいい?店員さんにそう呼ばれていたでしょ。その呼び方、明るい夏美ちゃんに合ってるなって思ってさ、いいかな?」 「うん👍全然いいよ!でも、私は明るく見える?」 「うん、明るくて気さくだと思うけど。」 「そっか、ありがとう💦」 なんとなく違和感を感じたが聞かないでおくことにした。ちょっと暗い雰囲気の夏美ちゃんはどこか寂しそうだったから、、。私がそれに気づいたことに気を遣ったのか、無理矢理そうな笑顔をつくって言った。 「柚羅ちゃ

    • 第五話「なっちゃん」

      ・・・・・土曜日・・・・・・・・ 私が時間の3分前についたら、夏美ちゃんはもうとっくに来ていた。本当にすごいよ、夏美ちゃんは。昨日も遅くまでサッカーがあっていたはずなのに、寝坊しないし、しかもヘアスタイルも完璧だった。夏美ちゃんが言った。 「おはよう!今日は来てくれてありがとう。早速行こうか。」 ただ一言で、圧倒される。それに最初から気になっていた声、、夏美ちゃんの声は、フワフワしていて安心するんだ。不思議と導かれながら、店内へ入っていった。ここ、猫カフェだ。なんだかいつもの

      • 第四話「完璧な夏美ちゃん」

        朝、女子たちは夏美ちゃんの話をしていた。暇だったのでちょっとだけ盗み聞きすることにした。夏美ちゃんは男の子よりもサッカーが上手で、チームでもエースなんだって。それに話しやすいから男子も女子も友達、めっちゃ多いらしい。しかも、その数200人超え!!私は夏美ちゃんのこと、スポーツ大好き女子かと思っていたが夏美ちゃんは勉強もできるし楽器も得意なんだって🤩、天才✨じゃん。チャイムが鳴って、夏美ちゃんが帰って来た。話しかけようと思ったが、みんなに囲まれる夏美ちゃんをちゃんを見て、やめた

        • 第三話「メダルの色は」

          「それでは女子のランキングを発表します。女子1位は、、、夏美さんです!おめでとうございます㊗️🎉これで夏美さんは5年連続1位です!表彰は全体のランキングを発表してから行いますので準備をしてください。続いて2位は、、、今日この学校に転校して来た柚羅さんです!おめでとうございます㊗️🎉はじめてでもよく頑張りました。これからも期待しています♪準備をお願いします。続いて3位は、、、春柳雫(はるやなぎ しずく)さんです。おめでとうございます㊗️🎉練習でもよく頑張っていました。準備をお願

          第ニ話「夏美ちゃん⭐︎マラソン大会」

          夏美ちゃんと一緒に柔軟をした後、男子の部が終わり、女子は運動場に出た。 「楽しみだね♪今日はみんなのペースに合わせようかな。」 そう言いながらも柚羅は1位を取る気満々だった。 •••グループ発表••• 「私Bグループだ。柚羅ちゃんは?」 「そっか〜私はAグループだな。」 柚羅はせっかく仲良くなれた友達と離れて心配になった。 一緒に走ろうと思っていたのに、、残念な気持ちでいっぱいだった。   •••本番••• よ〜し、誰にも負けないぞ!勝つ自信満々で走った。一生懸命頑張っ

          第ニ話「夏美ちゃん⭐︎マラソン大会」

          第一話「はじめまして、楓小学生!」

           私は増田 柚羅(ますだゆら)。小学5年生で、走ることと遊ぶことが大好き♡ 昨日めじろ町から越してきたの。今から学校なんだけど、みんなは今日、マラソン大会の日。私も参加させてもらえるのよ!誰か友達ができると良いな〜 💓 ・・・学校🏫・・・ 失礼します、私はそう言って教室に入っていった。みんながこっちを見ている、 緊張するな 大丈夫かな?失敗したらどうしよう? 自己紹介だ、よし、練習のとおり大きな声で頑張ろう。 「はじめまして転校してきた増田柚羅です。よろしくお願いします。」

          第一話「はじめまして、楓小学生!」