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その構造のカオスに感動する。

私が好きになるものには共通点がある。
それは構造的なカオスを感じるものだ。

私は坂道アイドルが大好きだ。
そもそも日本アイドルとは不完全さが魅力で歌が上手いとか踊りが上手いというのは人気になるあくまで1つの要素でしかなくむしろその他の要素が多分に作用してくるところが面白いところだ。
そんな本来サブカルチャーであるはずのアイドルという存在がライブで東京ドームを満員で埋めたりだとかミリオンヒットするだとか世間一般に広く受け入れられているその一種の歪んでる感じが面白い。

名探偵コナンも大好きで、冒頭で謎の組織から薬を飲まされて体が縮んだ主人公って、冷静に考えてこのぶっ飛んだ設定の漫画アニメが国民的なものになっていて、毎年、劇場版映画が発表され100億円越えの興行収入を叩き出すモンスターコンテンツなのが面白い。

任天堂も大好きだ。
あくまで「遊び」を提供する任天堂的な箱庭感のあるコンテンツが大好きで、技術的な面でソニーに負けてても国内ではSwitchの方が売り上げは上だ。
あの全世界で売れに売れたDS、WiiよりもSwitchの方が売れていて過去最高を出し続けている。
高性能を売りにしてサードパーティーの参入が思うように行かず結果的には失敗となってしまった64、ゲームキューブの経験を活かし、高性能だけではない独自の道を進む。
任天堂の始まりは花札屋なのに今や世界的なゲームメーカーになっているのも、そもそもゾクゾクする。
またその世界のゲームハード競争に任天堂とソニーという日本のメーカーがトップランナーとしていることが嬉しいし、そもそも日本という島国が世界有数の経済大国であることも漫画アニメなどのソフトパワーで世界を席巻していることも一種のカオスを感じて感動する。

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