一致,和解,逆/ NTI⑥

Luke-Actsの話。

ペンテコステが起きた時、
弟子たちやユダヤ人クリスチャンたちはどう思っただろうか。
きっと、大宣教命令が成就した!
と思ったのだろう。
諸外国の言葉で弟子たちが話し始めた。
イエス様が言った通り、世界中に福音が伝わることがわかった。

しかし、そこで終わりではなかった。
勢いづいて広まると思いきや、迫害。
しかし、それによって弟子たちが散らされ、
結果福音が広まった。

ペンテコステの後、教会は一致を強めていったように思えた。
しかし、ユダヤ人と異邦人の間で対立が深まっていく。

仲間に入りたいなら、私たちのようにしな!

世の常だ。
割礼のことも、律法のことも、そういう思いと切り離せない。
のかもしれない。

いや、私たちこそ新しい民だ!
という意識もあったかもしれない。

そこでルカは、ユダヤ人のリーダーペテロが異邦人を受け入れていく様子を、
異邦人宣教のリーダーのパウロが、律法を守っている姿を、
Actsに書き残したのではないか。
逆を行かせたのである。

一致。
その後の手紙で、何度も何度も書かれていること。
境界線は、ある。
みんなと手を取ろう。ではない。
今、問われていること。
ローザンヌ然り。

和解は、真ん中をいくことではないのかもしれない。
逆を行く。
ことによる和解や一致があるのかもしれない。

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