「Performance Residence in Museum 2023-24」滞在アーティスト決定!
2023年12月から2024年2月までの期間に計15日間、演劇家の藤原佳奈が世田谷美術館に滞在し、「世田谷美術館を戯曲だと捉え、それをいま、上演するとしたら?」をテーマで活動します。
■美術館にパフォーマンス分野のアーティストが滞在する、アーティスト・イン・レジデンス
世田谷美術館とNPO法人アートネットワーク・ジャパンは、身体表現やパフォーマンス表現を行う若手アーティストを対象としたアーティスト・イン・レジデンス(AIR)プログラムを実施を通して、アーティストの創造環境・活動のフィールドを拡張し、幅広い視野で自身の作家性を追求し表現する、次代を担う若手アーティストの支援・育成を目指しています。
■滞在アーティストは、演劇家の藤原佳奈
2023年度の滞在アーティスト藤原佳奈は、身体の“態(たい)”を手がかりに演劇作品を創作する演劇家。丁寧なコミュニケーションを通し様々な人々と演劇を立ち上げるスタイルが注目されています。現在は長野県松本市在住ですが、世田谷区での居住経験もある藤原が、世田谷美術館を戯曲だと捉え、その歴史や関わってきた人々への取材を通して、上演するとしたら?というテーマで活動します。
※滞在期間中は、活動の様子をどなたでも見学して頂けるオープンデーやワークショップを実施するほか、2024年2月4日(日)には、滞在報告会を一般公開します。(詳細は後日発表)
■滞在アーティストプロフィール 藤原佳奈
藤原佳奈(ふじわらかな)
演劇家。身体と言葉の結び目を手掛かりに、わたしたちのはたらきを見つめ、場をひらく。
能楽堂や、取り壊し直前のアパート、居ぬきスナックなど様々な場所で「劇場」の機能を思考し、実践を重ねる。2023年現在、松本市に居住。
■プログラムの特徴
・若手アーティストによる実験的な創造活動を支援
滞在アーティストは、3年以上の活動実績があり35歳以下、もしくは活動を始めて15年以内の方を対象としています。コラボレーションワークや地域とのかかわりを通して、表現の〈越境〉や〈拡張〉に意識的に取り組むアーティストの活動を支援します。
・美術館に滞在するからこそできる、対話や実験を重視
アーティストの活動計画立案から滞在中のリサーチや活動を、担当学芸員・プログラムディレクター・コーディネーターがそれぞれの専門性を活かしてサポート。その他にも、アーティストの関心に応じて、美術館で働く人、訪れる人などとの対話や交流の場を設けます。
■プログラム情報 / クレジット
プログラム名 |世田谷美術館×アートネットワーク・ジャパン「Performance Residence in Museum 2023-24」
実施日程 | 2023年12月20日〜2024年2月4日(予定)
会場 | 世田谷美術館
プログラム特設サイト(note)| https://note.com/sam_anj_air/
プログラムディレクター | 米原晶子(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
プログラムコーディネーター | 武田侑子(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
主担当学芸員 | 吉田絵美(世田谷美術館)
副担当学芸員 | 木暮絵理(世田谷美術館)
主催 | 世田谷美術館(公益財団法人せたがや文化財団)、NPO法人アートネットワーク・ジャパン
後援|世田谷区、世田谷区教育委員会
広報お問合せ | NPO法人アートネットワーク・ジャパン(担当:武田)050-5527-2731 /p-air@anj.or.jp
■主催団体紹介
世田谷美術館 https://www.setagayaartmuseum.or.jp/
砧公園の一角に位置する、世田谷区立の美術館。芸術家が多く在住している世田谷区の特殊性を活かし、在住作家の作品調査、研究、収集活動を通じ、それらの作品を展覧会などで紹介する一方、幅広い分野の芸術を国内や海外の美術館・博物館と交流しながら積極的に紹介している。また「世田谷美術館 美術大学」や地域の学校・ボランティアとの連携による数多くの教育普及活動は、国内における先駆的な事例として注目を集めている。
内井昭蔵による建築は、建物の内部にいながら外部の自然環境を楽しめる展示室、パフォーマンスなどの会場となり得るエントランスなどを有し、多様な芸術ジャンルを横断する活動が館内で展開されることが建築コンセプトに組み込まれている。そのため1986年の開館当初から、館内の様々な場所で音楽・演劇・ダンスなどのパフォーマンス事業を多数展開している。
NPO法人アートネットワーク・ジャパン https://anj.or.jp/
2000年に設立。「芸術と社会をつなぐ」「文化芸術で未来を描く」という理念のもと、舞台芸術を中心とした文化芸術の活性化と推進、次代を担うアーティストやアートマネージャーの育成、国内外における文化交流の促進に取り組む。先鋭的・実験的な活動に取り組むアーティストを積極的に紹介する一方で、教育機関や福祉施設など地域課題の解決に取り組む組織との協働による文化事業にも取り組んでいる。国際舞台芸術祭の開催、廃校を活用した文化芸術の創造拠点「にしすがも創造舎」「たちかわ創造舎」の運営、美術館や地域の教育施設、福祉施設と連携したプロジェクト等を展開している。
世田谷美術館とは2011年以来、閉館後の美術館エントランスを実験的な表現の場とするパフォーマンスシリーズ「トランス/エントランス」の制作・運営協力などで協働の実績がある。
プレスリリースはこちら
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