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滞在日誌 2024年11月20日-23日(11-14日目)
滞在最終日に行う報告会に向けて、内容を詰めていく4日間でした。
11月20日(11日目)
11月17日のオープンデーで得たフィードバックや気づきを踏まえて、滞在報告会で行う上演部分の内容をブラッシュアップしていきます。
講堂でじっくりウォームアップをしてから、創作の時間に入っていく涌田さん。これまでの滞在で詠んだ短歌を振り返りながら、そこにダンスや声の表現を少しずつ重ねていくような様子で、だんだんと上演の時間が組み上がっていきます。
11月21日(12日目)
滞在報告の時間や上演後のQ&Aセッションなど、滞在報告会全体の流れについて、スタッフも含めて話し合いをしました。
同じ上演内容だったとしても、それまでにどんな情報を得ているかによって、参加者の見方や感想は大きく異なるはずです。当日ご来場いただいた方に、どんな流れで上演の時間を過ごしてもらうのが良いのか、上演の後にどんな流れを作るのが良いのか、改めて全員で整理しながら、報告会全体の構成を考える時間となりました。
そのあとは、上演部分を最初から最後まで通してやってみることに。くぬぎ広場から講堂までの移動、講堂での上演も含めた流れを確認するとともに、所要時間や動線の確認を行いました。
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11月22日(13日目)
引き続き上演部分の創作に集中する日となりました。前日に通しをやってみたことで、具体的な感想やコメントを元にして、涌田さんとスタッフで上演内容について話し合う時間も。
また、上演部分の前に配布する「短歌マップ」の内容も確認しました。これまでの滞在で涌田さんが詠んだ短歌が掲載されており、これを手に館内外を各自で巡ってもらうことで、涌田さんが美術館で感じたことを参加者の方にも味わっていただけるよう作成しました。
11月23日(14日目)
あっという間に報告会前日となりました。
この日もじっくりウォームアップをしてから、リハーサルの時間に入っていく涌田さん。くぬぎ広場から講堂までの部分のリハーサルをしようと外に出ると、2022年度の滞在アーティスト額田大志さんが登場!たまたま砧公園にお散歩に来ていたとのこと。最終の確認として、額田さんやスタッフを参加者に見立てて上演部分を頭から最後まで実施し、額田さんからもフィードバックをもらうことができました。最後にスタッフ全員で明日の流れを全て確認し、明日に備えて早めの終了となりました。お天気も良さそうでひと安心です!
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次回の滞在日誌では、報告会の内容を写真でお届けします。
更新もお楽しみに!
テキスト:武田侑子(NPO法人アートネットワーク・ジャパン)
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