#Reverb 25 新しい舞台に向けて全力で追い込んでいますーNew Hibiki が2022年7月に始まりますー
新しい舞台に向かって全力で走っています。
現在、新しいHibikiのオープンの準備を進めています。
少しずつですが、姿が見えてきた感じがしています。
現在のHibikiを設計して頂いた建築家の佐野文彦さんの設計で進めています。
様々な試練がありましたが(今もありますが)この新しいHibikiで体験する世界観、物語感は他では体験できないものであると自信を持っておすすめできます。
以前のHibikiは佐野文彦さんの設計コンセプトは「その土地の素材の美しさを理解しシンプルに活かし、お客様にお出しする料理と融合する世界」でした。本来、寿司屋のイメージである「明るい木の世界」とは明らかに違うお店で楽しむ「Omakase」は、お客様に新たな世界を提供できたのではと思っています。Hibikiは明らかに他の寿司屋と違っていました。
そしてコロナを乗り越えて(コロナと共にと言った方がいいのかもしれませんが)
2022年7月、新しいHibikiがオープンします。
そこには更にあたらしい世界が広がっています。
まず、辿り着くことが難しいです。場所が分かりづらい。
現在のHibikiもお店の場所はとてもわかりにくい場所になっています。
それは「あなたの「晴れの場所」は特別」を体で認識して頂きたいからです。
扉は100年以上の歴史を持つ蔵の扉を日本から持ち込みました。
そしてお店に入って頂くと、日本の歴史を感じさせる杉玉や石畳を配置しています。1つ1つの表現に深い意味があります。こちらは個別にnoteに書きたいと思います。
そして入場して頂くと物語は盛り上がっていきます。
今回はメインのお部屋について。
メインでは現在のHibiki以上に「劇場」を感じて頂ける構成を意識しました。
カウンターはお食事を楽しむ十分な広さと感覚を意識しました。
どこにお座り頂いてもこの世界に参加している感覚を味わって頂けると思います。
ダークな世界の中で存在感を放つカウンターは歌舞伎の花道を連想させます。
歌舞伎の花道とは、「歌舞伎の舞台にある舞台に向って客席を貫いて舞台と直交して設けられている,俳優が出入りする通路」のことです。通路といっても、花道はただの通路ではありません。花道はまさにもう1つの舞台。ここで重要な場面も演じられますし、かつて江戸時代ではご贔屓さんから贈り物をもらうなどの役者と観客との交流もあった場所でもあります。そして役者の決め台詞や見栄が最も輝く場所の場でもあります。
そうです、歌舞伎の花道は演劇の魅力全てが詰まっている場所なのです。
そこでお客様は気づいてくださるはずです。
カウンターに座り、柔らかな光に当たるお寿司の前に座る自分。
自分は、もしかしてこの「花道」を観る観客ではなく「自分が晴れの舞台に上がる役者でもある」ということに。そう、このカウンターに座ったお客様も「晴れの場の役者」なのです。新しいHibikiの物語に共に参加して頂いているのです。
寿司屋というのは「晴れの場」である。ありたい。というのが私の信念でした。「晴れの場を存分に楽しんで頂きたい」と考えていました。
そして今回この新しいHibikiでは「晴れの場」を職人やスタッフ、お店がお客様に提供するだけではなく
という新しい場になってほしい、と願っていました。今、その夢が確信に変わりつつあります。
そして新しいHibikiはメインだけではありません。数々の物語があります。
新しい舞台をより素晴らしい場にするために全力で走っております。
ご期待ください。
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