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Reverb#69「断らないで実行してみる」から見えてきたものを感じることが出来た2024年
気がついたら2024年も終了です。本当にあっという間でした。
2024年を振り返りると「断らない」というキーワードが思い浮かばれます。
2024年は新たなお誘い、提案を沢山頂いた年でした。
そして「難しい提案を「断らない」「やるしかない」を実行した1年」でした。
振り返れば本当に多くの場所に行きました。Sushi Summit vol.7 Dubaiで向かったドバイでは予定の変更また変更で本当に気持ちが折れそうになりましたがなんとかやり遂げました。この時の経験は自分の中で「どんなリクエストでもまずできるかどうかやってみる」というマインドを鍛えることになりました。
今年から開催された水産サミットでは「日本の水産業を守るにはどうしたらいいのか」という提案に全力で答えました。ここで参加した(日本国内、国外)飲食店経営者、寿司職人は私のみでした。お誘いを頂いた際に「自分が何ができるのか」を考える良いきっかけになりました。お誘いに深く感謝します。この水産サミットでは「海外で自分の水産物を販売展開するにはどうしたらいいのか」という問いかけを数多く頂きました。その時は自分の経験を自分の言葉で話せたと思います。
そしてマレーシアに戻った際は、実際の行動に移す、というアクションを心がけました。2024年に行った具体的なアクションとしてSushi Hibikiでのイベントでは九平次さんやフィッシャーマンジャパン、銀鮭山野辺さん、北三陸ファクトリーさんとコラボレーションしたイベントを行いました。このような具体的アクションは「日本の水産業を守る」という提案に対しての第一歩になったのではと自分でも感じることができました。
「日本の食文化である「寿司」を外国の方に広める」は私が一生を賭けて答えていこうと捉えている提案ですが今年はKLCCでの公開イベントも実行することができました。このイベントでは現在私が取り組んでいる「あらゆる文化圏の方に「寿司」を紹介しその人の生活の中に取り入れてもらう」という挑戦の原点を思い出させてくれました。この挑戦は2025年も、ずっと継続していきたい挑戦です。
Sushi Summitの記念イベントも行うことが出来ました。
6日間の開催という大規模な開催は困難を極めましたが結果として素晴らしい成果をあげることが出来たと思います。「実現が難しい」と思ってもまずやってみる。このマインドを保ち続けることが出来た1年だったと思います。
Sushi Hibikiでは多くのお客様がいらして下さいました。その中には通常の予約とは別に特別なお客さまの予約もありました。
世界的シンガーのEd Sheeranさんからの予約には驚きましたが、その予約はなんとSushi Summit Dubai終了の翌日。ドバイから飛行機で駆けつけて全力でおもてなしさせて頂きました。
元日本代表サッカー選手の岡崎慎司さんの予約も緊急でしたが全力でお答えさせて頂きました。
お二人からは本当に多くの情熱を頂けたと思います。
事業だけでなくプライベートでもお誘いを頂いたら「どうやったらできるか」を考えました。思い出に残っているのは初挑戦したフルマラソンです。初挑戦でフルマラソンとは無謀でしたが初完走することができました。今まではマラソンなどのお誘いを受けても「外で長く時間を費やすスポーツは、時間がなくて」と話していました。でもそれって挑戦から逃げてた、と今なら言えます。実際に挑戦する状況に自分を追い込んでわかったのは「時間は空いてる時間を見つけるのではなく作るもの」ということです。
結果としては伸び代だらけですが、ぜひこれからも時間を作って挑戦したいと思います。
自分から自分へ挑戦を提案できたのも2024年でした。2024年は資格取得もチャレンジしました。酒ソムリエという資格を取得しました。酒ソムリエは日本の資格なので受験は日本で行わなくてはいけません。受験に備えて時間を見つけて勉強を継続し、時間を作って2度も日本に行って受験をしたのはとても大変でした。なので合格の知らせを受け取った時はとても嬉しかったですし学ぶという行為を通して日本酒について学び直せたのは本当に良かったです。
そして今年は農林水産省が認定する「日本食普及の親善大使」に就任することができました。就任において今までの自分が行ってきた道を振り返る行為を行ったのですが本当にいろいろなことをしてきた、まさにカラフルな人生だったと我ながら感じました。
そして理解ある家族、多くの仲間に恵まれてここまで来れたことに改めて感謝したいです。
2025年は世界はますます動いていくと思われます。そのような状況だと「調べて調べてやはりやらない」という考えになりがちです。この激動の世の中、失敗したくない、失敗したら終わり、と思ってしまうマインドになるのも十分にわかります。
でも、こういう時代だからこそ「難しい時代だけどまずやってみる」のだなと実感することができました。
2025年も「人生をカラフルにするために難しい挑戦でもまずやってみる」をモットーに挑戦を続けていきたいです。
来年もどうぞよろしくお願い致します。