演劇的人生加速論3
こんばんは!
昨日はいきなり
「演技が、私たちの人生と全く同じだと思いませんか?」
と、唐突に質問をしてしまいましたが、もう少し掘り下げてみましょう。
そもそも、「生きる」ってどういうことでしょうか?
色々な定義があるとは思います。
呼吸すること
血が流れていること
心臓が鼓動すること
考えること
物思うこと
愛すること
憎むこと
食べること
恋すること
汗を流すこと
本を読むこと
学ぶこと
お金を稼ぐこと
などなど
生物学的な観点からの「生きる」
社会的な観点からの「生きる」
経済的な観点からの「生きる」
全ての活動は「生きる」ことと無関係ではいられません。
「生きる」とは「存在する」ことの、ある時点での一つの側面なのかも知れないですね。
訳がわからなくなってきましたが、「本当に生きる」ってどういうことなのか?を単純に問いかけたかっただけなのです。
死んだように生きるのではなく、
心から輝きを放つように生きている!とエネルギー全開で存在する時の人って、とても魅力的に感じます。
そこには、教育や躾による洗脳もなく、心のままに感じて、行動していく人間の存在が不可欠だと思います。
リアリズム演技の訓練によって「社会性」を脇に置いておけるようになると、想像的な空間においては「本当に生きる」ことができるようになるのです。
人からどう見られているのか?
どう思われたいのか?
という他人軸(社会性)での感覚や行動ではなく、
どう感じるのか?
どうしたいのか?
を純粋無垢な子供のように感じて行動することは人間を解放に近づけてくれることがあります。
本当に生きることには困難が伴うこともあります。
それでも、他人軸ではなく、心のままに魂のままに純粋に感じて、行動して生きていく人はどこか魅力的に見えるものです。
演技と人生に共通しているように思われるのです。