小耳症・・・・お母さんの悩み
まだnoteは使い方がよく把握できていないのでテスト中です。
今回の記事はもともとある私のブログからコピペしたもの。
しばらく、並行して試してみたいので興味のある方はお付き合いください。
ようやく私の新しいパソコンも、小耳症という言葉が一発変換で出て来るようになりました。
ショウジショウと読みますが、コミミ ショウ と打たないと変換が出てこなかったり・・・
やはり一般には馴染みのない言葉なんでしょうね。
潜在的に悩まれている方は多いはずなんですが、こういった場合は本人はもとより、まず生まれた時点からお母さんの悩みの方が大きいはずです。
小耳症に限らずエピテーゼを必要とされている方は、同じような悩みをお持ちのはず。
特に先天的な場合はご家族、特にお母さんの思いは大変ですよ。
これは本の出版が終わったあと、やっと手がけ始めた自分自身のプロジェクトです。
ご覧の通り赤ちゃんサイズの耳のエピテーゼです。
上にあるのがこれでも10歳の少年の耳なんですね。
結構小耳症のエピテーゼの問い合わせが、ここフィリピンでも多いのですが、中にはまだ1歳にならない赤ちゃんの耳を、と言われることが多々あります。
もちろん成長につれて耳の大きさも変わるので、「今作ったとしても頻繁に作り替えないといけなくなりますよ」
もちろん赤ちゃん本人は見た目を気にすることはないはずなので、「もっと後から考えられたらどうですか?」というのがいつもの決まり文句になっていました。
でも、問い合わせしてこられるお母さんとよく話をすると、お母さんの悩みのため、というのがほとんどなんですね。
ここフィリピンは国民性というか気質というか、例えば外で買い物中にベビーカーに乗ってる他所の赤ちゃんの耳のことでも、けっこう遠慮なく「その耳はどうしたの?」と聞いて来る人が多いんです。
日本だとまずいないですよね?その代わり裏でヒソヒソされるというのがあるのかもしれませんが・・・
そんなわけで、外に出るたびに他人から自分の赤ちゃんの耳のことをきかれるのがうざい!のだそうです。
一度だけ、どうしても作って欲しい、ということで生後五ヶ月の赤ちゃんの耳を作ったことがあります。
型採りをするわけにもいかないので、写真を頼りに耳の形を作ってなんとか完成させました。
その大変さもあってその後は作らないようにお母さん方を説得してきました。
ただ発想を変えれば、型採りなしでいけるんなら半既製品みたいなエピテーゼでいいんじゃなかろうか?
しかもその分コストを落とせるので、とりあえずお試し、もしくはお出かけ用とか写真撮影用だけとかのエピテーゼがあってもいいかもしれない。
・・・と、ずーっと思い始めるようになっていました。
幸いデジタルも導入したため、過去の耳の形からライブラリーが充実しています。
これを利用すれば形と大きさもある程度近づけられるだろうと・・・
で、ようやく試作してみることができました。
接着はどうするのか、色はどこまでキャラクタライズするのかなどなど、まだまだ考えていかなければならないことはたくさんありますが、ほぼほぼ自分の頭の中では道筋が出来上がっています。
いつものことですが、脳味噌から脂汗が出るくらい事前に頭の中で組み立てて組み立てて、というのをやります。
あとはそれを実際に作ってみて実証検分していくだけです。
それとこの方法は遠隔で作ることを前提にしています。
事前にメールと郵便でのやりとりが必要になりますが、基本的に触ることなく作るシステムを考え出しています。
もしどなたかモニターになられたい方がいらっしゃったらやってみますか?
フィリピンと日本間でもいけるはず。