2022年 勝負の年に
エネルギースタートアップとして起業して3年と半年が経ちました。ときが過ぎるのは早いものです。たくさんの方に支えていただきながらエナーバンクも、メンバーも、プロダクトも成長してきました。
2020年10月26日の菅元総理による日本の脱炭素社会宣言を受け、国内の電力・エネルギー・環境の状況は大きく変化し、2021年は脱炭素元年となりました。その流れの中でエナーバンクの2021年はゼロ・カーボンシティ目指す自治体を支援するリバースオークション「エネオク」として推進された年だったと感じます。
2021年の振り返り
1.環境省を始め、全国の自治体へエネオク導入
・全国の環境省施設へのエネオク活用実績
・神奈川県の一般競争入札への採用
・加西市自治体まるごと(563契約)公共施設の再エネ実施
・環境省のグッドライフアワード、環境社会イノベーション賞受賞
2.独自AI技術の共同オークション社会実装
1社だけで電力調達で実現できることには限りがあります。デジタルプラットフォームを最大限活用できるように複数の需要家を組み合わせデマンドを平準化し、最適な調達が可能なグループ単位でオークションを実施するという取り組みを神奈川県と先行して開始しました。再生可能エネルギーを効率よく調達できる仕組みを広げ、民間事業者への導入を加速します。
3.取締役CTOとして関根がエナーバンクに加入
ついにエナーバンクにCTOが加わりました。NHK技術研究所を退職し、リスクをとってジョインしてくれました。2021年の後半よりプロダクト開発やエンジニアの組織構築を担ってくれています。エネオクで取引された情報のデータマネジメントにも力を入れていきます。
2022年の決意
エナーバンクはエネルギーにおける需要家目線のサービスを目指して立ち上がりました。脱炭素の中においてエネルギーの調達環境の難易度が上がり、需要家の選択肢が増え、顧客に寄り添ったサービスがいっそう必要とされています。2022年はここにリソースを投入し拡大していきます。
エナーバンクバリューの公開
事業や組織が大きくなるにつれて複雑になるコミュニケーションをサポートするため、原点に立ち戻れる場所としての行動指針(バリュー)を定めました。こちらを2022年の武器にして、マーケット勝負していきます。
さいごに
2年ぶりに実家近くの神社で引いたおみくじは大吉でした。1日1日を大切に2022年を取り組んでいきます。
2022年1月3日 村中 健一